2009-11

ありがとう、さつきさん

 昨日の朝、わが家のハムスター「さつきさん」が神様に呼ばれていった。我が家にたくさんの笑いをもたらしてくれたし、このブログにもネタを提供してくれた。

 前の晩、掃除する時に見たら呼吸が浅くて、どうしちゃったかと心配だったのだが、よいしょよいしょと家の中に入っていったので、まあ大丈夫だろうと思っていた。
 でも、朝起きて見てみたら、餌が前の晩にやったままの状態で、全く食べた跡がない。もしやと思って家の中を見たら、ごろんとなって固まっていた。家に入った後はもう出てこなかったんだろう。苦しかったのか、口と目が開いたままだったが、まぶたをゆっくり何度もなでたら目が閉じた。

 さつきは、ジャンガリアンハムスターの寿命と言われている2年から2年半を過ぎ、2年7か月もの間、たっぷり生きてくれた。病気していたわけじゃないから、色あせてはいるものの、毛並みはきれいだった。毎日きれいにしてティッシュで寝床を作ってやってる家を、自ら最期の場所に選んでくれたというのが、なんだかとても嬉しかった。


 友人に話したところ、その友人は、さつきが呼ばれていったその晩、昔かわいがっていた猫の夢を見ていたそうだ。口に何かをそっとくわえて運んでくるので、何かと聞いたら見せてくれた。見ると、手のひらに乗るくらいの、こげ茶色っぽい背中に、黒い線が1本入ったげっ歯類だったそうだ。猫は左前足をそいつに噛まれたようで腫らしていて、「この子にやられたのよ」という顔をしていたのだと。

 友人の夢に出てきたのは、きっとさつきに違いない。なぜ私ではなく友人の夢枕に立つんだよ、と思ったが、私はペットを亡くした経験はないし、さつきを連れて行ってくれる、いちばん身近な先輩が、友人のかわいがっていた猫だったということなのかもしれない。といっても、さつきにとっては見知らぬ人で、「あなたの飼い主の親しい友人に昔飼われていた者です」と、名刺を差し出すような間柄かも知れないが。
 それで、迎えに来てくれたのだが、さつきはまだ行きたくないと駄々をこねて左前足に噛みついた。まさに窮鼠猫を噛む。それでも、先輩が「でももう時間なのよ」って優しく諭してくれて、連れて行ってくれたんじゃないだろうか。絵本みたいな話だけど、でも、なんか、そんなことってあってもよさそうな気がする。

 本当はやってはいけないのかもしれないが、昨日の夜、妻と一緒に、よく車で通る道の脇にある大きな木の根元にさつきの亡骸を埋めてきた。そして今日、仕事から帰ってきてから、ちょっと離れたスーパーへ行く用があり、その木の脇を車で通った時に、さつきのことを思った。引っ越してきて3年になるが、暮らしているだけで大して愛着も湧かなかったこの街に、大事な場所がやっと一つできた気がした。

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新鮮なキャベツに包まれ、この世の春。晩ごはんをよく一緒に食べてました。
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魚の骨を斜に構えて、勇ましい。かと思えば、こんな風に眠ってしまったこともありました。

 いろんな表情を見せてくれたさつきさん、ありがとう。さよなら。

映画を見に行こうか

 特に映画ファンという訳ではないが、最近、なんか面白そうなのが多くて、映画を見ることが多い。

 今週末から、東野圭吾原作の「さまよう刃」という、少年犯罪を題材にした映画が公開される。決して面白そうだとは思わないのだが、これを、近所の浦和美園イオンへ見に行こうと思っている。

 というのは、多くのシーンの撮影がこの近所で行われたらしく、公式サイトの「フォトギャラリー」を見ると、なんと地元の駅で寺尾聡が電話している写真が載っている。

 江東区あたりの話らしく、写真に写っている捜査協力の立て看板には「江東警察署 荒川女子中学生殺…」と書かれているが、駅の電光掲示板は、いつもの駅のまま「武蔵野線」「12:46 FUCHU HOMMACHI」と表示されていて、どうも詰めが甘いんじゃない?という感じがしなくもない。その辺は隠すとか、何か別のもの被せたりするもんじゃないのかね。

 それにしても、なんでこんなしょぼい街で撮影なんだろう。で、それがまた少年殺人事件の舞台ってのが住人として悲しい気もするが、そういう舞台としてなんだか似合ってるような気がするのも少し悲しい。

 ネットで「まちBBS」を見ると、寺尾聡が立っていた駅はもちろんのこと、南口のS眼科の前の道で撮影やってたとか(どうでもいいが、S眼科は眼科なのに、先生が患者の目を見て話してくれない)、T西郵便局の前で撮ってたとか、けっこう目撃情報が多い。

 もしかしたら、地元映像満載かもしれないこの映画。暗そうだし、あんまり興味はないのだが、それを見る人々の反応を見るために、必ず浦和美園イオンで見なければならない。きっと、知ってる景色が出てくるたびに「あ!」とか「ほら、あそこよ」とかいう声があちこちから聞こえるに違いない。1000円の日にでも行ってこよう。

ネズミと宗教

 わが家のハムスター「さつきさん」が赤い糞をしたので、これはどうしたことかと思い、病院へ連れて行った。糞に薬をつけて顕微鏡で見てもらったが、特に問題は見られず、また続いたり、下痢するようなら連れて来て下さいとのこと。
 ジャンガリアンハムスターとしては、一般的にはもう寿命間近の2歳半だが、先生の所見では、毛並みもいいし、足腰も丈夫とのこと。野菜中心の食生活が功を奏しているらしい。

 赤い糞の原因としては、たぶんこういうこと。最近変えたぺレット(えさ)は赤と緑の色がついていて、それを食べてくれるようになったらしい。それで、たまたま赤いのを食べたときの糞だったということのようだ。
 私自身、赤い糞を見た日にそう推測して、試しに緑をやってみたものの、翌日の糞が赤かったので、「これはいかん」と思ったのだが、その次の日は緑の糞をしていた。ということは、つまり摂取から排泄までに1日半〜2日かかるということになる。どんだけ蓄えてるんだよと。でも、おそらく、そういうことなんだろう。

 さて、健康(それもかなり)だったことが判明して一安心したわけだが、最近、さつきさんに、変なことを覚えさせてしまった。さつきさんは押入れ用衣装ケースの中に家を建ててお住まいなのだが、家の脇の壁に丸い穴があいている。これは、私と妻で、さつきさんの住まいについて試行錯誤していた頃、回し車の軸をここへ差し込んでみた穴なのだが、その仕組みは不評だったようなので、すぐやめてしまった。それで、穴だけあいている。

 2週間ぐらい前に4〜5回ほど、この穴を通して、さつきさんに大好きなひまわりの種をやって見た。そうしたところ、「ここからは美味しいものが出てくる」と理解したらしく、何かにつけて、穴の匂いをかいだり、なめたり、かじってみたりするようになった。ネズミは小っこいくせに賢い生き物で、けっこういろんなことを覚える。テレビで見たんだったか、迷路を何度か歩かせることで道順をちゃんと覚えたりもするらしい。

 そんなわけで、最近は「おい、さつきさん」と呼んで(音よりもにおいに敏感なので、呼びながら家に向かって息をかける)手を出すと、家から出てきて、私の手に乗るより前に、まずは家の脇の穴を確認するようになった。そして、帰宅時にはまた穴の確認をして家に入る。まるで、朝な夕なのお参りである。腹が減ってる時とかは、何か出てこないのか?と何度も戻ってきて確認することもある(お百度)。そうしていると、ときどき、私が美味しいものを穴から出す(ご利益)。

 信仰、ひいては宗教の始まりというのはこういうものなのだろうか…、1匹のネズミの行動を見て考えた。そうして、私はまたときどき、ひまわりの種を穴から出してやる。となると、私は神か。こんな神で、なんだかごめんなさい。

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家と穴とさつきさんお参り


youtubeのおかげです。

 最近、youtubeで昔のCMを見るのにはまりきってしまった。「懐かしの関東ローカルCM集」なんてのを見つけてしまい、そんなのを見始めると「うわー」「あったあったー」とか言いながら、大興奮のうちに1時間ぐらいすぐに過ぎてしまう。それだけ見続けても、決して飽きることはなく、目とか肩とか、体力的に厳しくなってきて、見るのをやめるというありさまである。
 夕方4時台の再放送枠で流れていた新栄電機とか、同じく磯村建設とか、王さんのナボナとか、オノデン坊やとかいろいろ。懐かしくて、かなり泣ける。

 平成初期のものでは、PSY・S(サイズ)の曲をバックに東京の夜景、白人女性。ナレーション「今、ポケベルが新しい」という、東京テレメッセージのCM。映ってる端末は数字だけしか出ないやつだった。なんか、当時の「かっこいいイメージ」が凝縮されたような作品だった。


 そうこうして関連動画を渡り歩くうちに、「欽ちゃんのどこまでやるの!」にたどり着いた。「欽ちゃん」こと萩本欽一。今では、野球チームの親方で、監督ならぬ「欽督」と呼ばれているとか…、「それって面白いの??」という感じの人になってしまったが、当時は、TBS、フジ、朝日系列で毎週のレギュラー番組を持つ、押しも押されもせぬ大人気コメディアンだった。そのうち朝日系で放送されていたのが、「欽ちゃんのどこまでやるの!」、略称「欽どこ」である。

 茶の間風のセットに欽ちゃんと真屋順子が夫婦役で座ってて、そこへ毎回ゲストがやってきて、番組の前半は座ってトークをする。その茶の間にはテレビが置かれており、画面には、常に「欽どこ」という文字が映っている。子どもの頃、なんでずっと「欽どこ」って出てるのか。なんで何もやってないのにスイッチが入ってるのか。と、このテレビのことが不思議でならなかった。

 しかし、最初から最後まで何も流れないわけではなく、ゲストコーナーが終わり、欽ちゃんがなんとなくゆっくりしていると、突如画面が切り替わり、斎藤清六の「村の時間」が流れる。番組内での用途としてはそれぐらいだが、NECがスポンサーだったので、NEC製の高級な家具調テレビを置いて、商品PRの意味もあったのかも知れない。

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このテレビがそれ。この回のゲストは松田聖子。


 さて、唐突だが、この「欽どこテレビ」を、自宅のパソコンで再現してみたくなった。壁紙にするのである。色ムラのない「欽どこ」ロゴの画像データがあれば加工しやすいと思い、探してはみたものの、30年近く前の番組のロゴのデータなどあるはずもなく、自分で描くことにした。

 いろいろ考えて、以下のような手順でやってみた。


youtubeに上がっている「欽どこ」の映像から、できるだけテレビが大きく映っている箇所を探し、「PrintScreen→ペースト」でペイントに貼り付ける。photoshopやIllustratorみたいな画像処理ソフトなんてのは持ってない。
         ↓
貼り付けたものを適当な大きさまで拡大し、ずいぶんぼんやりしてしまった輪郭をちまちま描いてゆく。この作業に3時間以上かかった。画面表示400%にして作業しているため、時々100%に戻して、徐々にできてくる全体像を見ると、かなり嬉しい。
         ↓
文字の部分を白く、地の部分を「欽どこテレビ」に近い朱赤色に調整して保存。「背景に設定(中央に表示)」して、ディスプレイ全体の色も「欽どこテレビ」の朱赤と同じ色にする。


 そんな4時間以上の作業の末にこんなものができあがった。あまりにばかばかしくて、「苦労して作った甲斐があった」と思った。

20090705kindoko.jpg
PCは奇しくもNEC製である。

 でも、実際の「欽どこテレビ」と比べると、文字が小さかった。それに、画面の縦横比が異なるせいもあって、ちょっと印象が違う。
 今回、これを作るに当たり、画面上のアイコンを整理してこれだけの数にしたが、文字が大きいと、今後アイコンが増えてきた時に(増えない努力をしろと言われそうだが、そうはいかない)、文字が隠れ始めてしまう。だから、もしかしたら、このぐらいの大きさが適当かもしれない。


 完成した画面の写真を撮って、外出中の妻にメールで送った。昨晩、私がずっとパソコンの前に座り、線を描いたり色を塗ったりしていたのを見ていた妻からは、「真剣に下らないことをする人だ」という、お褒めの言葉を頂戴した。 

ガリガリ君その後

 先日当たったガリガリ君の当たり棒を、ローソンの前にあるポストに郵便を出しに行くついでに、やっと交換してきた。

 その店にあるガリガリ君は2種類で、1つは先日当たったソーダ味、もう1つはマスカットオブアレキサンドリア味である。だから、今回はマスカットにした。コーラ味がほしかったのだが、なかった。
 レジに出す前に、「これってやっぱりレジ打つんですか?」と聞いてみた。すると「いえ、別に何もしません」というので、そのままもらってきた。もしレジを打つようなら、レシートには何と表記されるのか。こんな風に印字されるのか。

 ガリガリクン アタリ  ¥−62

…それが知りたかったのだが、何もしないとのことで、ちょっとつまらん。


 しかし、かつてコンビニでバイトした経験(大学生の頃)から察すると、交換した品物をスキャンして、在庫をマイナス1しておかないと、在庫数がおかしくなるはずである。
 当たり棒は店側にあるわけだから、後から手作業で消しこみ作業をするとしても、交換可能商品はソーダとマスカットの2種類がある。だから、どちらと交換したというのをちゃんとしておかないと、あとで在庫数がずれるんじゃないか。

 どう処理するのか、さすがにそこまでは聞くわけにいかなかったが、当たりがそんなに頻繁に出るわけじゃないから、在庫数のずれた方を修正するだけなのかもしれないね。


 大人なので、ガリガリ君1本を「当たりましたー!」と取り換えてもらうのも気がひけて、ほかの商品も一緒に購入。なにぶん大人なので、こんなラインナップであった。

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ガリガリ君、辛口スティックサラミ、スパークリングジンロ

 缶から飲み物を飲むと、人は、別に見なくてもいい原材料とかの表記を眺めてみたりするもので、原材料を見てみたら、

20090701jinro_janai.jpg
アルコール分の正体はウォッカ

 ジンロだべ、と信じて飲んでいたらジンロじゃなくてウォッカとは。まあ、ジンロもウォッカもほぼ純粋に近いアルコールで、味の成分なんてない(韓国のジンロは甘い味をつけている)に等しいから、どっちでもいいっちゃいいんだけどね。


 さて、交換してきたガリガリ君は、今回は当たらなかった。当たれば2%×2%で0.04%、2500倍の確率。100円だけ買った馬券が250,000円になるのと同レベル。そりゃ当たるわけない。それに、こんなところで2500倍の運を使ってる場合ではない。


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プロフィール

きちい

Author:きちい
すみか:埼玉県。川口みたいで、浦和みたいで、越谷みたいで、岩槻みたいなあの辺。
好きなこと:ぷらっとそのへんへ出かけること。もちろん遠くへ出かけることも好き。おいしいものを作ることも好き。
なりわい:細々と韓国語の翻訳をやってます。詳しくはこちら

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