養老渓谷に行ってきた。(1)
今日は、友人のI氏、J氏とともに、千葉の養老渓谷へ行ってきた。
千葉の山の中は車で行くのが断然便利なのだが、今回は、「小湊鉄道に乗る」というのも目的の一つだったので、横浜駅から高速バスに乗って出かけた。アクアラインを経由する高速バスに乗ると、横浜駅から小湊鉄道起点の五井駅まで1時間足らずで到着する。とても近い。
小湊鉄道に乗り、五井駅を出ると1時間ほどで養老渓谷の玄関口である養老渓谷駅に到着する。小湊鉄道については、ファンも多く、ネット上で紹介している人も多くいるので、ここでは触れないでおいて、写真だけ載せる。

横浜や東京から1時間で、こんなやつに乗れる。紅葉シーズンなので3両も繋がった。普段は1両。
さて、養老渓谷駅で降りて30分ぐらい歩くと、「養老渓谷温泉郷」として旅館が並ぶ通りに出る。養老渓谷をこうして歩くのは大学1年のとき以来、十数年ぶりである。
私は千葉の船橋という町の育ちであるのだが、その時は、高校の時の部活仲間と「自転車で養老渓谷へ行ってみよう」と言って、船橋からはるばるやって来た。その距離およそ60km。それもママチャリで。けっこう馬鹿である。
着いた頃には日が暮れかけてしまい、某旅館に「泊めてもらえませんか」と頼んで、1人5000円で泊めてもらった。夕食は、ほかの客が立派なお膳を前にしている中、我々はカレーライスを出してもらった。そういう、まあ思い出の地だ。
養老渓谷は、千葉県内屈指の観光地であり、今日は紅葉シーズンの日曜日だというのに、全体的に観光地らしからぬ、うすぼんやりとした雰囲気が漂っている。「温泉郷」と言っているが、千葉で沸くのはいわゆる鉱泉で、熱いお湯が出るわけではない。草津や別府のような湯気もくもくの状況があるわけでもない。
道沿いに土地を持っている人が好き勝手に1日500円とかで駐車場を開き、またある人は釣り堀をやったりしている。その釣り堀の片隅には地味にバーベキューの施設があったり。お寺の入口には、なんとなくチョコバナナとお好み焼の屋台が出ている。やる気とか商売っ気といったものはあまり感じられず、なんだかゆる〜い感じ。行き交う人々は、そんな雰囲気の中をあてどなくそぞろ歩いているように見える。

12月に入ったが、暖かい千葉では紅葉がまだこんな具合。
ちょっとそこいらを散歩した後は、バス停「弘文洞入口(こうぶんどういりぐち)」から路線バスに乗って、養老渓谷随一の景勝地である「粟又の滝」へ向かうのだが、それにしても次のバス停「葛藤(くずふじ)」の間が近すぎる。弘文洞入口から乗った僕らは座れたが、葛藤でも待っていた人たちは座れなかった。もちろん運賃は変わらない。そんなに近くて次の停留所のアナウンスはどうなるのか気にしていたら、何も言わなかった…。というより、終点まで放送はなかった。…まあ千葉だし、そういうこともあるのかと納得しようとしてみる。

乗り場のポールは片側に1本だけ。だから方向によってはポールの向かい側で待つ。これは千葉ではよくあること。弘文洞入口で待っているのがI氏とJ氏。
養老渓谷に行ってきた。(2)へ続く。
千葉の山の中は車で行くのが断然便利なのだが、今回は、「小湊鉄道に乗る」というのも目的の一つだったので、横浜駅から高速バスに乗って出かけた。アクアラインを経由する高速バスに乗ると、横浜駅から小湊鉄道起点の五井駅まで1時間足らずで到着する。とても近い。
小湊鉄道に乗り、五井駅を出ると1時間ほどで養老渓谷の玄関口である養老渓谷駅に到着する。小湊鉄道については、ファンも多く、ネット上で紹介している人も多くいるので、ここでは触れないでおいて、写真だけ載せる。

横浜や東京から1時間で、こんなやつに乗れる。紅葉シーズンなので3両も繋がった。普段は1両。
さて、養老渓谷駅で降りて30分ぐらい歩くと、「養老渓谷温泉郷」として旅館が並ぶ通りに出る。養老渓谷をこうして歩くのは大学1年のとき以来、十数年ぶりである。
私は千葉の船橋という町の育ちであるのだが、その時は、高校の時の部活仲間と「自転車で養老渓谷へ行ってみよう」と言って、船橋からはるばるやって来た。その距離およそ60km。それもママチャリで。けっこう馬鹿である。
着いた頃には日が暮れかけてしまい、某旅館に「泊めてもらえませんか」と頼んで、1人5000円で泊めてもらった。夕食は、ほかの客が立派なお膳を前にしている中、我々はカレーライスを出してもらった。そういう、まあ思い出の地だ。
養老渓谷は、千葉県内屈指の観光地であり、今日は紅葉シーズンの日曜日だというのに、全体的に観光地らしからぬ、うすぼんやりとした雰囲気が漂っている。「温泉郷」と言っているが、千葉で沸くのはいわゆる鉱泉で、熱いお湯が出るわけではない。草津や別府のような湯気もくもくの状況があるわけでもない。
道沿いに土地を持っている人が好き勝手に1日500円とかで駐車場を開き、またある人は釣り堀をやったりしている。その釣り堀の片隅には地味にバーベキューの施設があったり。お寺の入口には、なんとなくチョコバナナとお好み焼の屋台が出ている。やる気とか商売っ気といったものはあまり感じられず、なんだかゆる〜い感じ。行き交う人々は、そんな雰囲気の中をあてどなくそぞろ歩いているように見える。

12月に入ったが、暖かい千葉では紅葉がまだこんな具合。
ちょっとそこいらを散歩した後は、バス停「弘文洞入口(こうぶんどういりぐち)」から路線バスに乗って、養老渓谷随一の景勝地である「粟又の滝」へ向かうのだが、それにしても次のバス停「葛藤(くずふじ)」の間が近すぎる。弘文洞入口から乗った僕らは座れたが、葛藤でも待っていた人たちは座れなかった。もちろん運賃は変わらない。そんなに近くて次の停留所のアナウンスはどうなるのか気にしていたら、何も言わなかった…。というより、終点まで放送はなかった。…まあ千葉だし、そういうこともあるのかと納得しようとしてみる。

乗り場のポールは片側に1本だけ。だから方向によってはポールの向かい側で待つ。これは千葉ではよくあること。弘文洞入口で待っているのがI氏とJ氏。
養老渓谷に行ってきた。(2)へ続く。
養老渓谷に行ってきた。(2)
粟又の滝の一軒宿「滝見苑」で風呂に浸かり、食事。意外にもけっこう混んでいて、食事の順番待ちの人がロビーにあふれている。今日はラウンジやスナックも食堂としてフル稼動しているため、混雑したロビーをお茶や定食が横断していく。
粟又の滝は緩い斜面をダーッと流れてくる珍しい形のもので、昨夜からの雨のせいで、流量は多い。紅葉ももう終わり近いものの、まだいける感じである。しかしながら地面が粘土質で、そこが雨で濡れて落ち葉が貼りついているので、とてもすべりやすい。でも、注意を促す看板とか、手すりなんてものは設置されていない。だから、みんなが好き勝手なところを滑らないよう頑張って歩いている。
J氏が粟又の滝を誉めて曰く、「これはけっこうすごい。もっと頑張って観光地っぽくすればいいのに」。まったくその通りである。粟又の滝は、観光資源としてはかなり高いレベルだと思うのだ。しかし、手すりなんてもちろんのこと、滝を説明する看板さえ立てられていない。もうすこししっかり整備すればいいんじゃないかなあ…とも思うが、これがやっぱり千葉っぽいのかも知れない。

滝の上の様子。

水がダーッと流れてきて、ダーッと流れていく。

滝の下から見る。なかなかたいしたもんだと思う。

その先の渓流と紅葉。けっこういい。

かと思えば、廃屋から布団がはみ出てほったらかし。
ネットで千葉の県民性を調べてみたら、明るくおおらかで楽天的ということららしい。周囲を海に囲まれていて気候が温暖。魚が獲れる。米もできる。野菜もできる。「だいたいやってりゃあ、なんとかなっぺよ」と思ってやっていれば実際になんとかなってしまうので、そういう気質になったのではないかと思うのだが、裏を返せば、「何ごともあまり一生懸命やらない」ということになる気がする。その県民性を反映してか、千葉の観光地には往々にしてルーズな風が吹いている。
さて、なんだかやる気がないとか、ルーズだとか、いい加減だとか、そんなことばかり書いてしまったが、そんなふうなので逆に言うと、千葉の観光地は常に、騒がしくなくて呑気で穏やかだ。今日同行の2人は、いろいろ驚いたり面白がったりしていたが、そこらへんの雰囲気が千葉育ちの私にはたいへん心地よくて懐かしい。何か、忘れていたものを思い出させてくれるような小旅行だった。
もっと頑張ればいいのにと言ったJ氏は新潟出身。先の県民性のサイトによると、新潟の男は「とにかく勤勉」だそうである。なるほど。

老若男女、外国人にもわかりやすい優れたデザイン。「注意」の文字はなくてもよい。

かなりアバンギャルドなペンションの看板。子供が泣く。
さて、今日一緒に出かけたI氏とは、イラストレーターいけべけんいち。さん。彼も日記に載せていました。ホームページはこちら。写真が多いから私のブログと合わせて見るといいかもね。
もう一つ連絡事項。もう何日か前ですが、前に掲載した「坂道を測定する」が、niftyデイリーポータルZの「コネタ道場」に採用されました。誰も気づいてくれなかったので、自分で書きます。一生懸命な人なら採用されたその日に書いたりしそうなもんですが、なにぶん千葉っ子なので、ぼやんとしているうちに日が経ってしまいました。
養老渓谷に行ってきた。おわり
粟又の滝は緩い斜面をダーッと流れてくる珍しい形のもので、昨夜からの雨のせいで、流量は多い。紅葉ももう終わり近いものの、まだいける感じである。しかしながら地面が粘土質で、そこが雨で濡れて落ち葉が貼りついているので、とてもすべりやすい。でも、注意を促す看板とか、手すりなんてものは設置されていない。だから、みんなが好き勝手なところを滑らないよう頑張って歩いている。
J氏が粟又の滝を誉めて曰く、「これはけっこうすごい。もっと頑張って観光地っぽくすればいいのに」。まったくその通りである。粟又の滝は、観光資源としてはかなり高いレベルだと思うのだ。しかし、手すりなんてもちろんのこと、滝を説明する看板さえ立てられていない。もうすこししっかり整備すればいいんじゃないかなあ…とも思うが、これがやっぱり千葉っぽいのかも知れない。

滝の上の様子。

水がダーッと流れてきて、ダーッと流れていく。

滝の下から見る。なかなかたいしたもんだと思う。

その先の渓流と紅葉。けっこういい。

かと思えば、廃屋から布団がはみ出てほったらかし。
ネットで千葉の県民性を調べてみたら、明るくおおらかで楽天的ということららしい。周囲を海に囲まれていて気候が温暖。魚が獲れる。米もできる。野菜もできる。「だいたいやってりゃあ、なんとかなっぺよ」と思ってやっていれば実際になんとかなってしまうので、そういう気質になったのではないかと思うのだが、裏を返せば、「何ごともあまり一生懸命やらない」ということになる気がする。その県民性を反映してか、千葉の観光地には往々にしてルーズな風が吹いている。
さて、なんだかやる気がないとか、ルーズだとか、いい加減だとか、そんなことばかり書いてしまったが、そんなふうなので逆に言うと、千葉の観光地は常に、騒がしくなくて呑気で穏やかだ。今日同行の2人は、いろいろ驚いたり面白がったりしていたが、そこらへんの雰囲気が千葉育ちの私にはたいへん心地よくて懐かしい。何か、忘れていたものを思い出させてくれるような小旅行だった。
もっと頑張ればいいのにと言ったJ氏は新潟出身。先の県民性のサイトによると、新潟の男は「とにかく勤勉」だそうである。なるほど。

老若男女、外国人にもわかりやすい優れたデザイン。「注意」の文字はなくてもよい。

かなりアバンギャルドなペンションの看板。子供が泣く。
さて、今日一緒に出かけたI氏とは、イラストレーターいけべけんいち。さん。彼も日記に載せていました。ホームページはこちら。写真が多いから私のブログと合わせて見るといいかもね。
もう一つ連絡事項。もう何日か前ですが、前に掲載した「坂道を測定する」が、niftyデイリーポータルZの「コネタ道場」に採用されました。誰も気づいてくれなかったので、自分で書きます。一生懸命な人なら採用されたその日に書いたりしそうなもんですが、なにぶん千葉っ子なので、ぼやんとしているうちに日が経ってしまいました。
養老渓谷に行ってきた。おわり

