テレビ埼玉
晩ごはんを食べながらテレビ埼玉を見ていたら、夜9時45分から「埼玉ドライブナビゲーション」という番組が始まった。西山浩司(ワルオ)と誰だか知らない冴えない女子がドライブして、あちこち見て回ったりするという番組らしい。
ちょっと面白そうなので(ワルオだし)見ていたら、ドライブで訪れた先はなんと北浦和のカラオケ屋。番組のオープニングではすでに車に乗っていたので出発点がどこであるかはわからないが、テレビ埼玉だったとすると、ドライブ距離はわずか3キロ。
カラオケ屋では、イントロあてで先に歌った方がスパゲティとかケーキとかを食べるクイズとかやって、最後にワルオがハイスクールララバイを歌って(自分のパートのみ歌ってて、そこはちょっと面白かったが)、その後、どこへ移動するでもなく終わってしまった。
最後に「今日のドライブマップ」なんて出たけど、当然のこと、北浦和駅前の案内図だった。
来週は、さいたま市のデカネタ寿司らしい。どうやら、来週もあまり車に乗ることはない模様である。ちなみにこの番組、埼玉日産がスポンサー。いいんだろうか。
ちょっと面白そうなので(ワルオだし)見ていたら、ドライブで訪れた先はなんと北浦和のカラオケ屋。番組のオープニングではすでに車に乗っていたので出発点がどこであるかはわからないが、テレビ埼玉だったとすると、ドライブ距離はわずか3キロ。
カラオケ屋では、イントロあてで先に歌った方がスパゲティとかケーキとかを食べるクイズとかやって、最後にワルオがハイスクールララバイを歌って(自分のパートのみ歌ってて、そこはちょっと面白かったが)、その後、どこへ移動するでもなく終わってしまった。
最後に「今日のドライブマップ」なんて出たけど、当然のこと、北浦和駅前の案内図だった。
来週は、さいたま市のデカネタ寿司らしい。どうやら、来週もあまり車に乗ることはない模様である。ちなみにこの番組、埼玉日産がスポンサー。いいんだろうか。
ぷらっと秩父(1)
ここのところ、特急列車に乗って遠出をしたくてしかたがなかったので、西武レッドアローに乗って秩父へ行き、秩父鉄道の急行「秩父路号」に乗って帰ってこようと考えた。
武蔵野線に乗り、新秋津で乗り換えて所沢に着いてみれば、10分前にレッドアローは出たところだった。いくらなんでも50分待つのも阿呆らしいので、各駅停車で行くことにする。とはいえ、飯能から秩父へ向かう電車は2ドアクロスシートの立派な車両。東武で言うなら日光・鬼怒川へ向かう「快速」と同様の造りである。そこそこ気分がいいのでよしとする。昨夜から降っていた大雨は、もうすっかり雨は上がっている。

飯能から先の列車は、わりといい旅夢気分にさせてくれる。そして有楽町線はこんな所まで遠征してくる。
西武秩父へ着いたら、秩父鉄道の御花畑駅まで歩いて乗り換え。秩父鉄道は、羽生から熊谷、寄居、秩父を経て三峰口までの約70キロの路線を持つ、わりかし立派な鉄道会社で、秩父のセメントを輸送する貨物列車も盛んに走っている。
列車はワンマン運転だが、驚くことに、なんと全ての駅に駅員がいて、切符にはスタンプではなくハサミを入れる。改札口は常にあけているわけではなく、列車が来る時に「何分発、熊谷行きの改札です」とか言って改札口を開ける。20年から30年ぐらい逆戻りした感じさえする。そんなわけで、この御花畑駅は列車の行き違いのできない小さな駅だが、4人も勤務している。
来た電車は国電のお古で、車内は国電当時の青い座席に薄青い化粧版そのまま。これまた時間が逆戻りしたようで、とても懐かしい雰囲気に浸りつつ、終点の三峰口に13時13分に到着。
三峰口の駅前には、秩父鉄道の昔の車両を保存してある公園があるほかはとりたてて何もない。さてどうするか。とりあえず秩父湖へ行ってみようか。バスは13時33分発がある。秩父湖から帰ってくるバスを駅員に尋ねると、16時05分発の急行バスがあるとのこと。秩父湖で2時間というのはずいぶん長い気もするが、ひとまず向かってみる。

三峰口駅。せっかくの駅舎に、コカコーラの広告が残念。
だいたい秩父という所は、泊まりの予約をしてくるような所ではない。だから昨夜から今朝にかけて降っていた大雨のせいで、訪ねてくる人は少なく、日曜というのに閑散としている。秩父湖に着いたが、だーれもいない。秩父湖のまだ先の川又という集落まで行くマイクロバスが止まっているのみ。
途中に栃本関所跡なるものがあるので、ちょっと行ってみようと思い、バス停の時刻表を見るが、川又へ行ったバスは1時間半も昼寝して帰ってくることになっており、関所跡を見たところで帰りのバスがない。
秩父湖からの帰りのバスまでは約2時間。ここにいたところで何もない。一方、秩父湖から関所跡まではバスで14分だがそこから帰りのバスがない。その距離約5キロ、いざとなれば帰りは歩いて1時間20分程度か。川又行のバスは間もなく出る。あまり悠長に思案している余裕はない。いざとなった場合にも2時間あれば帰ってこられると踏んで、バスに乗った。乗客は私1人であった。

川又行きマイクロバス。一大決心の末に乗り込んだ。
(2)へつづく。
武蔵野線に乗り、新秋津で乗り換えて所沢に着いてみれば、10分前にレッドアローは出たところだった。いくらなんでも50分待つのも阿呆らしいので、各駅停車で行くことにする。とはいえ、飯能から秩父へ向かう電車は2ドアクロスシートの立派な車両。東武で言うなら日光・鬼怒川へ向かう「快速」と同様の造りである。そこそこ気分がいいのでよしとする。昨夜から降っていた大雨は、もうすっかり雨は上がっている。

飯能から先の列車は、わりといい旅夢気分にさせてくれる。そして有楽町線はこんな所まで遠征してくる。
西武秩父へ着いたら、秩父鉄道の御花畑駅まで歩いて乗り換え。秩父鉄道は、羽生から熊谷、寄居、秩父を経て三峰口までの約70キロの路線を持つ、わりかし立派な鉄道会社で、秩父のセメントを輸送する貨物列車も盛んに走っている。
列車はワンマン運転だが、驚くことに、なんと全ての駅に駅員がいて、切符にはスタンプではなくハサミを入れる。改札口は常にあけているわけではなく、列車が来る時に「何分発、熊谷行きの改札です」とか言って改札口を開ける。20年から30年ぐらい逆戻りした感じさえする。そんなわけで、この御花畑駅は列車の行き違いのできない小さな駅だが、4人も勤務している。
来た電車は国電のお古で、車内は国電当時の青い座席に薄青い化粧版そのまま。これまた時間が逆戻りしたようで、とても懐かしい雰囲気に浸りつつ、終点の三峰口に13時13分に到着。
三峰口の駅前には、秩父鉄道の昔の車両を保存してある公園があるほかはとりたてて何もない。さてどうするか。とりあえず秩父湖へ行ってみようか。バスは13時33分発がある。秩父湖から帰ってくるバスを駅員に尋ねると、16時05分発の急行バスがあるとのこと。秩父湖で2時間というのはずいぶん長い気もするが、ひとまず向かってみる。

三峰口駅。せっかくの駅舎に、コカコーラの広告が残念。
だいたい秩父という所は、泊まりの予約をしてくるような所ではない。だから昨夜から今朝にかけて降っていた大雨のせいで、訪ねてくる人は少なく、日曜というのに閑散としている。秩父湖に着いたが、だーれもいない。秩父湖のまだ先の川又という集落まで行くマイクロバスが止まっているのみ。
途中に栃本関所跡なるものがあるので、ちょっと行ってみようと思い、バス停の時刻表を見るが、川又へ行ったバスは1時間半も昼寝して帰ってくることになっており、関所跡を見たところで帰りのバスがない。
秩父湖からの帰りのバスまでは約2時間。ここにいたところで何もない。一方、秩父湖から関所跡まではバスで14分だがそこから帰りのバスがない。その距離約5キロ、いざとなれば帰りは歩いて1時間20分程度か。川又行のバスは間もなく出る。あまり悠長に思案している余裕はない。いざとなった場合にも2時間あれば帰ってこられると踏んで、バスに乗った。乗客は私1人であった。

川又行きマイクロバス。一大決心の末に乗り込んだ。
(2)へつづく。
ぷらっと秩父(2)
運転手は制服の上着を座席にかけ、制帽を脇に置いて、全く普段着である。頭は短髪で、バスの運転手というよりも運送屋の兄ちゃんのようだ。

散らかった運転席。運賃表は懐かしい巻き取り式。
秩父湖を出ると、まずトンネルに入るのだが、車1台分の幅しかなくて、トンネルの中で道が分岐している。そのため、三方に信号機を設けて、トンネル内で車が鉢合わせしないようにしているという、変わったトンネルである。そのトンネルを兄ちゃんはものすごい勢いで飛ばす。
その後の集落の中も勢いよく飛ばし、定刻通り14分かかって栃本関所跡に着いた。その走りで定刻というのはいかがなものかと思うが。
バスを降りると、道っ端に関所跡はあった。中山道と甲州街道を結ぶ秩父往還の関所である。ここで関東への「入り鉄砲」と、甲州への「出女」と防いだという、国の史跡である。
とはいえ、別に資料館みたいになっているわけでもなく、ただ建物があるというだけ。本当に「跡」であった。

本当に建物が残っているだけの「栃本関所跡」。なおかつ入口には鎖がかかっている。

後ろを見るとこんな景色。斜面にへばりついて人々が暮らしている。
さて、ちょっと予想はついていたが、関所跡見学はあっけなく終了。帰りのバスがないのはわかっている。タクシーなんてこんな所を通るはずはない。というより、山の上に山梨へ抜けるバイパスができたせいで、こっちの道は車がほぼ通らない。バスで関所跡まで来る間も1台もすれ違わなかった。
それでは…と、今バスで来た道を歩く。ひたすら歩く。
いちおう今も国道なので、道路わきに距離標が立っている。どこが起点としているのかわからないが、歩き出した時点で9.2km。その数字が減っていくのを数えながら歩いているものの、秩父湖までは…、たぶん約5キロ…ぐらいだったはず…という具合で、正確な距離を知らない。結果的に何キロ歩いたかわかるというだけの指標である。16時05分のバスには間に合わなければならないし、大変不安である。ひとまず誰も通らないことだし、歌を歌いながら歩いたりした。
4キロほど歩いたところで前方に秩父湖の湖面が見えた。と言ってもダム湖というのは複雑な形になっているので実はまだまだなのかも知れない。やがて、湖面近くまで下りてきて、さっきトンネルを抜けたところで見た駐車帯に到達。やっと安心できた。
とにかく急いで歩いてきたために、約5キロの距離を1時間で踏破してしまった。なんと1キロを12分で歩いたことになる。バスの時間までは20分ほど余裕があるので、ダムの写真を撮ったり、お土産屋さんの犬と遊んだりして時間をすごす。

秩父湖の水を支える二瀬ダム。
(3)へつづく。

散らかった運転席。運賃表は懐かしい巻き取り式。
秩父湖を出ると、まずトンネルに入るのだが、車1台分の幅しかなくて、トンネルの中で道が分岐している。そのため、三方に信号機を設けて、トンネル内で車が鉢合わせしないようにしているという、変わったトンネルである。そのトンネルを兄ちゃんはものすごい勢いで飛ばす。
その後の集落の中も勢いよく飛ばし、定刻通り14分かかって栃本関所跡に着いた。その走りで定刻というのはいかがなものかと思うが。
バスを降りると、道っ端に関所跡はあった。中山道と甲州街道を結ぶ秩父往還の関所である。ここで関東への「入り鉄砲」と、甲州への「出女」と防いだという、国の史跡である。
とはいえ、別に資料館みたいになっているわけでもなく、ただ建物があるというだけ。本当に「跡」であった。

本当に建物が残っているだけの「栃本関所跡」。なおかつ入口には鎖がかかっている。

後ろを見るとこんな景色。斜面にへばりついて人々が暮らしている。
さて、ちょっと予想はついていたが、関所跡見学はあっけなく終了。帰りのバスがないのはわかっている。タクシーなんてこんな所を通るはずはない。というより、山の上に山梨へ抜けるバイパスができたせいで、こっちの道は車がほぼ通らない。バスで関所跡まで来る間も1台もすれ違わなかった。
それでは…と、今バスで来た道を歩く。ひたすら歩く。
いちおう今も国道なので、道路わきに距離標が立っている。どこが起点としているのかわからないが、歩き出した時点で9.2km。その数字が減っていくのを数えながら歩いているものの、秩父湖までは…、たぶん約5キロ…ぐらいだったはず…という具合で、正確な距離を知らない。結果的に何キロ歩いたかわかるというだけの指標である。16時05分のバスには間に合わなければならないし、大変不安である。ひとまず誰も通らないことだし、歌を歌いながら歩いたりした。
4キロほど歩いたところで前方に秩父湖の湖面が見えた。と言ってもダム湖というのは複雑な形になっているので実はまだまだなのかも知れない。やがて、湖面近くまで下りてきて、さっきトンネルを抜けたところで見た駐車帯に到達。やっと安心できた。
とにかく急いで歩いてきたために、約5キロの距離を1時間で踏破してしまった。なんと1キロを12分で歩いたことになる。バスの時間までは20分ほど余裕があるので、ダムの写真を撮ったり、お土産屋さんの犬と遊んだりして時間をすごす。

秩父湖の水を支える二瀬ダム。
(3)へつづく。
ぷらっと秩父(3)
無事16時05分のバスに乗ることができて、三峰口へ戻ってきた。
三峰口駅の裏には「秩父鉄道車両公園」があり、歴代の電車、機関車、貨車などが展示されている。普段は絶対に見ることのできない機関車の内部なんかも見ることができてとても面白い。
ここに展示されているクハニ20形という電車には、子供のころに乗ったことがある。クハニの「ニ」は荷物車の意味で、1両の前半分が荷物室になっている。客室が半分しかないのでなんとも不思議な感じがしたのを覚えているが、それにしても、自分の乗った電車が展示車両になっているとは、ずいぶん年をとったのだという感を禁じ得ない。

たしか今から20年前。中学生の時に撮った写真。これが今では展示車両の仲間入り。
一回り見物した後は、今日の目的の1つであった、16時48分発の急行「秩父路号」で羽生へ向かう。「秩父路号」は有料急行で、距離に関係なく200円の急行券が必要である。乗車券は券売機で買えるが、急行券は窓口で買う硬券である。もうなにかと懐かしい。この懐かしさを、演出しているわけでなくて、素でやってるんだから、この会社はすごい。
秩父鉄道は、安定した貨物輸送もあって、そこそこ体力のあるローカル私鉄である。しかし、新車を自前で作るほどの力はない。ということで、このテの会社は、中古車を買って使いやすいように改造するという方法をとる。
さて、この「秩父路」がどういう車両かというと、西武の3ドアの通勤電車を中古で買って、真ん中のドアをつぶして2ドアにし、つぶしたドア部分には大きな窓をはめ込んだ。先頭部には列車名を表示する武骨なLED表示器を取り付けた。そして、車内には西武レッドアローのお下がりの座席を載せて急行専用車両に仕上げたそうだ。
そんなわけだもんで、座席と窓の位置が全然合ってない。だから座席に座ると目のすぐ横に窓の枠が来てる席もある。そして、車体幅の関係でせっかくの回転クロスシートは回らず、向かい合わせの固定になっている。リクライニングはちょっとだけ倒せるが、背中合わせの人が既に倒してたらもう負けという、まあ、なんというかゲテモノだ。目の前に窓枠が来るのはいただけないので、中央のドアだった部分に座った。

いろいろやって、全体的に落ち着かない仕上がりになってしまった気がする。

座席と窓が合っていない。真ん中あたりにある大きな固定窓が、かつてドアのあった部分。
秩父路号は三峰口を出ると、秩父の市街地、長瀞の渓谷沿いを経て、荒川を渡り、やがて熊谷。けっこう途中駅での乗降がありながらも、各車両10人程度の乗車率だったのが、熊谷でほとんど降りてしまい、がらがらになった。日の暮れた田んぼの中をまっすぐ東に向かって走り、1時間半ぐらいで終点の羽生に着いた。
鉄道側としては専用の車両を用意して、乗る側としては200円の急行料金を払う価値がある列車かというと、ちょっと微妙な感じもする…というのが乗ってみた感想。やはり車両がどこか通勤電車のにおいがするせいだろうか。
急行券は、羽生駅の改札口でちゃんと回収された。現代においてあまり例を見ないぐらいに、鉄道の仕事をしっかりやる会社である。

今回使用したフリーきっぷと急行券。
レッドアローには乗れなかったけれど、秩父路号に乗れたし、秩父湖の先の乱暴なマイクロバスもよかった。加えて、秩父鉄道のいろんなものを見て、子どものころに見た、「人がたくさん働いている」鉄道の姿を思い出し、なんだかとても懐かしい気持ちになれたのが収穫の1つだったように思う。
ぷらっと秩父――おわり
三峰口駅の裏には「秩父鉄道車両公園」があり、歴代の電車、機関車、貨車などが展示されている。普段は絶対に見ることのできない機関車の内部なんかも見ることができてとても面白い。
ここに展示されているクハニ20形という電車には、子供のころに乗ったことがある。クハニの「ニ」は荷物車の意味で、1両の前半分が荷物室になっている。客室が半分しかないのでなんとも不思議な感じがしたのを覚えているが、それにしても、自分の乗った電車が展示車両になっているとは、ずいぶん年をとったのだという感を禁じ得ない。

たしか今から20年前。中学生の時に撮った写真。これが今では展示車両の仲間入り。
一回り見物した後は、今日の目的の1つであった、16時48分発の急行「秩父路号」で羽生へ向かう。「秩父路号」は有料急行で、距離に関係なく200円の急行券が必要である。乗車券は券売機で買えるが、急行券は窓口で買う硬券である。もうなにかと懐かしい。この懐かしさを、演出しているわけでなくて、素でやってるんだから、この会社はすごい。
秩父鉄道は、安定した貨物輸送もあって、そこそこ体力のあるローカル私鉄である。しかし、新車を自前で作るほどの力はない。ということで、このテの会社は、中古車を買って使いやすいように改造するという方法をとる。
さて、この「秩父路」がどういう車両かというと、西武の3ドアの通勤電車を中古で買って、真ん中のドアをつぶして2ドアにし、つぶしたドア部分には大きな窓をはめ込んだ。先頭部には列車名を表示する武骨なLED表示器を取り付けた。そして、車内には西武レッドアローのお下がりの座席を載せて急行専用車両に仕上げたそうだ。
そんなわけだもんで、座席と窓の位置が全然合ってない。だから座席に座ると目のすぐ横に窓の枠が来てる席もある。そして、車体幅の関係でせっかくの回転クロスシートは回らず、向かい合わせの固定になっている。リクライニングはちょっとだけ倒せるが、背中合わせの人が既に倒してたらもう負けという、まあ、なんというかゲテモノだ。目の前に窓枠が来るのはいただけないので、中央のドアだった部分に座った。

いろいろやって、全体的に落ち着かない仕上がりになってしまった気がする。

座席と窓が合っていない。真ん中あたりにある大きな固定窓が、かつてドアのあった部分。
秩父路号は三峰口を出ると、秩父の市街地、長瀞の渓谷沿いを経て、荒川を渡り、やがて熊谷。けっこう途中駅での乗降がありながらも、各車両10人程度の乗車率だったのが、熊谷でほとんど降りてしまい、がらがらになった。日の暮れた田んぼの中をまっすぐ東に向かって走り、1時間半ぐらいで終点の羽生に着いた。
鉄道側としては専用の車両を用意して、乗る側としては200円の急行料金を払う価値がある列車かというと、ちょっと微妙な感じもする…というのが乗ってみた感想。やはり車両がどこか通勤電車のにおいがするせいだろうか。
急行券は、羽生駅の改札口でちゃんと回収された。現代においてあまり例を見ないぐらいに、鉄道の仕事をしっかりやる会社である。

今回使用したフリーきっぷと急行券。
レッドアローには乗れなかったけれど、秩父路号に乗れたし、秩父湖の先の乱暴なマイクロバスもよかった。加えて、秩父鉄道のいろんなものを見て、子どものころに見た、「人がたくさん働いている」鉄道の姿を思い出し、なんだかとても懐かしい気持ちになれたのが収穫の1つだったように思う。
ぷらっと秩父――おわり
困り顔
私は、路線バスに乗るのが好きだ。バスに乗ると、少し高い視線からゆっくりとした速さで景色を眺めることになるので、いろんなものが見えてくる。それに、電車と比べると、バスは地元の人ばかりが乗り合わせているので、その町の人々の暮らしを垣間見ることができるように思う。
さて、埼玉に越してきて、今は国際興業というバス会社のエリアに住んでいる。だから、バスに乗ろうと思ったら、ひとまず国際興業の路線の厄介になることになる。
国際興業では全路線が入った地図を無料で配布しているというので、もらってみた。A4判の冊子だが、無料というだけあって、見開きのうち左ページは全部広告、右ページに路線図が掲載されている。
広告の掲載企業もさすがは国際興業で、地元企業や関連企業などは少なく、コカコーラ、UCCコーヒー、ビール各社、アサヒ飲料…と大企業が並ぶ。その中で、私の住むエリアの路線図の左ページがどうであったかというと、これである。

日本興亜損保。石原軍団の4人がそろって困った顔をしている。「さあ困った」こんな時のために保険を…という趣旨だが、こっちとしちゃあ、こんな眼光ものすごいおじさん達に困り顔で見つめられては、右ページの路線図なんて見ていられない。特に下の2人が邪魔をする。
「さいたま東営業所」なんて文字を見ているところへ、「ねえ、それよりもさあ!」と割り込んでくるので、「ちょ、ちょっと…、あの、やめて下さいよぉ」と顔をそむけたくなる。その結果、路線図は見られなくなる。
そこで、左ページを裏へ折り返して見てみた。不思議なぐらい路線図がすーっと見えてきた。
いくら無料でも、よりによって私が見るページがこんなじゃなくてもいいだろうに、と私のほうが困り顔になる。…なんて、こんなオチで終了。
さて、埼玉に越してきて、今は国際興業というバス会社のエリアに住んでいる。だから、バスに乗ろうと思ったら、ひとまず国際興業の路線の厄介になることになる。
国際興業では全路線が入った地図を無料で配布しているというので、もらってみた。A4判の冊子だが、無料というだけあって、見開きのうち左ページは全部広告、右ページに路線図が掲載されている。
広告の掲載企業もさすがは国際興業で、地元企業や関連企業などは少なく、コカコーラ、UCCコーヒー、ビール各社、アサヒ飲料…と大企業が並ぶ。その中で、私の住むエリアの路線図の左ページがどうであったかというと、これである。

日本興亜損保。石原軍団の4人がそろって困った顔をしている。「さあ困った」こんな時のために保険を…という趣旨だが、こっちとしちゃあ、こんな眼光ものすごいおじさん達に困り顔で見つめられては、右ページの路線図なんて見ていられない。特に下の2人が邪魔をする。
「さいたま東営業所」なんて文字を見ているところへ、「ねえ、それよりもさあ!」と割り込んでくるので、「ちょ、ちょっと…、あの、やめて下さいよぉ」と顔をそむけたくなる。その結果、路線図は見られなくなる。
そこで、左ページを裏へ折り返して見てみた。不思議なぐらい路線図がすーっと見えてきた。
いくら無料でも、よりによって私が見るページがこんなじゃなくてもいいだろうに、と私のほうが困り顔になる。…なんて、こんなオチで終了。


