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2014-09

夜9時過ぎ、

ちょっと遅い夕食。午後から仕事をした後、横になったら、すっかり寝てしまった。

学校の南側の、信号を渡ったところにあるオープン飲み屋。串焼き、おでん、麺類、水餃子など、いろいろある。

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好きなのは、ゆで落花生。たぶん300グラムぐらいあって8元(約120円)。八街あたりの地元の店で買っても、500グラムで1,000円近くするからね、とてつもなく安い。だから、ここに来るといつも食べる。そして、食べきれないので、袋に入れてもらって持って帰る。

それと、今日は水餃子。日本でも餃子でビールを飲むというのはよくやるけど、この組み合わせは素晴らしいと思う。適度に炭水化物も摂るから、締めにラーメン食べるみたいにカロリー過多になるようなこともない。

全部で20元(約300円)。外でビールを飲むのはそろそろ寒いかも。

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連休

昨夜あたりから急に冷え込み、今日は薄い上着が必要なぐらいまで涼しい朝になりました。

北京は、春と秋が短いんですよ。これから徐々に寒くなっていき、「部屋の中がだいぶ冷えるなあ」というような日々がしばらく続いた後、暖房が入ります。暖房は、石炭を燃やす集中暖房なので、街じゅうから石炭の煙が排出されることになり、3月ごろまで煙たい生活が続きます。


さて、明日10月1日は、国慶節。この国の建国記念日です。学校は、明日から1週間お休みになります。

1949年10月1日、毛沢東が天安門広場で中華人民共和国の成立を宣言しました。だから、明日で建国65周年。日本は、実際にいつ建国したのかわからない、あるいは建国自体を明確にはしていないという、ちょっと変わった国です。そういう国に生まれ育った者から見ると、中国4000年の歴史というものの、お正月(春節)に次ぐ第二のおめでたい日の由来が、たかだか65年前であるというのが、なんだか不思議な気がします。

明日は、学校の留学生向けイベントで京劇の無料チケットが手に入ったので、見に行ってきます。劇自体もさることながら、音楽にも興味ある。笛やラッパや鉦(かね)や銅鑼でやる、あの音楽、けっこう好き。そのほかは何の予定もありません。日本が平日なら仕事も来るし、出かけるなら土日かな。


で、いろんな話をするけど、今日は新聞講読の授業で、私の発表でした。新聞記事を1つ選んで、それを要約し、自分なりの考えを述べるというもの。

私が選んだのは「年末に地下鉄の新路線が一気に62.2kmも開通し、地上の交通渋滞を解消して、交通空白地帯も減り、便利になるんだよ」という記事で、私の考えとして、「14年前に私が北京に初めて来たときは、地下鉄がほんのちょっとしかありませんでした。14年間でこんなにも発達したのはすごいこと。日本だと地主の権力が強くて、鉄道を通すにも道を作るにも、こんなに早くでき上がることはないでしょう。日本はどっちかといえば人民の力が強く、国の力が弱いと思います」なんてことを述べた。

席に戻ってくると、隣りの席のイギリス人ロバート君、一生懸命辞書を引いて、「権力」「権利」(こっちの字では「权力」「权利」)という単語を練習してました。そうなんだよねえ。日本人や韓国人には、字は違えども「権力」と書かれていれば、微妙な意味の違いに気を付ければいいぐらいで、見れば「権力」だと即座にわかる。日本人や韓国人はものすごいアドバンテージをもらってるわけで、そもそも全く漢字の知識がない漢字圏外の人は偉いなあ、って心底思うよ。

休日の晩餐

今日は、毎月定例の留学生無料イベントとして、北京から近いあたりの万里の長城へ行く、一日バスツアーが催されました。朝8時過ぎに出発。朝からいい天気で、まさに行楽日和です。

でも、全員参加ではなく希望者のみなので、私はもちろん参加せず、昼前に起きて床屋に行き、バスで少し行ったところにあるサウナに行ってきたのです。といっても、サウナは苦手なので、大浴場のお湯に浸かるのが目的で。

初めて行った所だけど、綺麗だし、換気がしっかりされているので、湯気がこもらなくて、いい。お湯に浸かりながらTVで流れている歌番組を見る。いいねえ、こういうの。日本人はシャワーだけの生活ではダメなのですよ。シャワーだけだと、何だかわからない何かが体に蓄積してくる気がする。

お湯が熱かったので、あまりゆっくりできなかったのが残念。サウナ込みで58元(約900円)。サウナ使わないことを思うとちょっと高いけど、十分満足っす。


その後、繁華街にある大きな本屋に行ってきたりして、夕食は初めての本格的自炊。

筑前煮っぽい煮物(鶏むね肉、さといも、れんこん、にんじん、しいたけ)
豆腐とねぎの味噌汁

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少なくとも近場で探せる範囲ではごぼうがなくて、かわりにしいたけになった。鶏肉はもも肉がよかったんだけど、この国、日本みたいに、鶏ももの骨を外して肉だけにして売るという売り方がない。それで、むね肉にしたけど、やっぱりいまいち味が出なかった。

それと、しいたけの味が強くて、全体的にしいたけ味になってしまった。あと、こっちのれんこん、堅い。野菜の味のバランスも日本と違うからね。慣れるまでいろいろ大変。それから、調味料が高価なので、ちょっと加減して使ったら、薄味になった…。明らかに色が薄い。日本なら、「おっと辛すぎた」となれば少しお玉ですくって捨てちゃって、水を足したりできるけど、そんなことは到底できないくらいに高い(タカラ料理酒が500mlで35元=550円ぐらいした)。だから、どうしても薄味になってしまう。

外国での生活は、極力、現地にあるもので満足するようにすべきなんだけど、基本的な調味料ってのは、どうしても、代わりになるものがないんだよね。


今日の夕食のために買ったもの(1元=約15円)

里芋 小3個 2.02元
人参 小1本 0.27元
こんにゃく 1個 4.50元
鶏もも肉 約200g 3.92元
しいたけ 6個 6.99元
れんこん 小1個 0.92元 
ねぎ 1本 0.96元
豆腐 385g 2.90元

豆腐としいたけとねぎは、買ってきたのの半分を使ったので、今日の料理の費用は17.06元(約260円)。あとは醤油と料理酒、味噌で数元ずつ使ってると思う。

でも、学校の食堂で食べれば、1食5~10元、外で食べても15~20元。

日本での暮らしなら自炊した方が断然安上がりだけど、この国は外食の費用が安いので、自炊した方が結果として高くついてしまうかも。そうなると、やはり、毎日自炊するというよりも、自分の口に合う日本食を、時々作って食べたいという、嗜好あるいは趣味の域にとどまるのかな…っていう感想でした。


スーパーでこんにゃくを買ってたら、ちょうど別のおばさんがお店の人に「こんにゃくはどこ?」と聞いていたので、「ここですよ」と教えてあげた。そうしたら、そのおばさんに「こんにゃくってのはどうやって食べるの?」と聞かれ、「ワタシ、日本人。ダカラ日本ノ料理、作リマスヨ。鶏肉ヤ野菜、一緒ニ煮ル、オイシイデスヨ」と、たぶんこのぐらいのレベルの中国語で教えてあげた。店の人も話に加わって、「あーそうなの?」って。売ってる方も知らなかったらしい。

初めて、

中国でネットショッピングをやってみたんだよ。

使っていたキーボードのEnterキーが壊れて、押した後に戻ってこなくなった。でも「押しっぱなし」の状態になるわけではないので、使えることは使えるんだけど、なんかやだ。

仕事の都合上、使っているのはハングルが書いてあるキーボード。
楽天の海外配送っていう手もあるけど、日本の通販で売ってるんなら、中国の通販にもあるだろう、と思って、中国最大のネットショッピングサイト「淘宝」(タオバオ)で「韓国語 鍵盤」で検索したら、あった。

品物代と送料合わせて36元(約550円)。やっすい。前のは楽天で3000円ぐらいした。さっそく、ユーザー登録して、注文。

注文以降、サイトで検索すると「何時何分に、どこの倉庫から運送業者に渡しました」とか全部履歴が出てる。発送元は天津らしい。
そして、注文から3日経った昨日、届きました。運送屋さんが留学生寮の宅配ボックスに私の携帯番号を入力すると、私の携帯にショートメールが飛んできて、私はそのメールにある暗証番号で宅配ボックスを開けるという仕組み。

昔なら、係の人に聞くと、ぶっきらぼうに「没有」(メイヨウ/来てないよ)と言われるので、「うそーん」と思いながら別の人に聞くと「来了」(ライラ/来たよ)と言われるような、そういうシステム(?)だった。「この国、変わったなあ」って、ほんとにそう思う。

で、箱。なんか、ハングル書いてある気配がないよ。
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Escは「退出」で、Caps Lockは「大写鎖定」というのか。なるほど。いや、なるほどじゃなくて、ハングル表記はどうしたよ。


開けてみたら、書いてあった。ああよかった。
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そして、スペースキーにメーカーのURLが印字してある。こういうの、いらないけど、あったらあったで役に立つ時もありそうな…。微妙。

昨日は、夜、友人がやってる飲食店の韓国語メニューの件で、店に行く用事があったので、持って行ってさっそく使ってみたけど、ちゃんと使えた。わりとよさそう。どうせそのうち壊れるだろうから、これで36元なら、3つぐらい買っといてもよかったかな。

箱を開けて、使ってみるまでわからない。やっぱりこの国、そういうところは変わってなかった。

クラスの仲間たち

先週でお試し受講期間が終わり、クラスを1つ上げたい人、あるいは下げたい人の移動があって、クラスのメンバーが確定した。
この調整で、日本人1人とイギリス人1人がやってきた。

その結果、合計17人となり、出身国と人数は以下のようなことに。

韓国:6(女5、男1)
日本:3(男2、女1)
イタリア:1(女)
ベルギー:1(男)
スウェーデン:1(男)
イギリス:1(男)
オーストラリア:1(女)
ウクライナ:1(男)
ロシア:1(女)
インドネシア:1(女)

それと、会話の授業だけ出席する大学本科生のタイ人(女)が1人。

全体的に、どこのクラスも韓国人が多い。もっと韓国人比率の高いクラスもあるみたい。
それにしてもね、これだけの国の人が同じクラスに会するというのは、さすがは中国だよなあ…って思う。最初、本科や院生も含めた留学生の交流イベントの時には、同じグループにウガンダ人とかコスタリカ人とかいたし。そんな人たち、会う機会ないよね。

で、クラスでは、自分はだいたい髭もじゃのスウェーデン人と一緒の席にいて、今日はその近くに転入生のイギリス人が座った。

よくわかんないけどイギリス人ってこんな風なんだろうな…って感じの、小柄でちょっとほっぺたが赤いような、ビートルズにいそうな青年。私が韓国や中国へ来て、「君は日本人だね?」と言われるように、たぶん、彼も、海を渡ってフランスやドイツへ行ったら、「イギリスから来たのかい?」って言われるんじゃないかと思う。

当然ながらクラスの共通語は中国語なので、サンタクロースみたいなスウェーデン人とビートルズみたいなイギリス人が中国語で話しているし、タイ人が持ってきた唐辛子(自国の食べ物を紹介するのに持ってきたのの中に入ってた)を韓国人がスウェーデン人に食わせたら、辛い辛いといって日本人(私)の水筒のお茶を全部飲み干すという、まあそういうカオスなことになってるよ。

欧米人はアジア人に比べると、年齢のわりに大人に見えるけど、実際はまだわりとお子ちゃまなので、「ミートボールはママの得意料理だ」とか「この携帯は中国に来るときにパパが持たせてくれたものだ」とか言ってて、なんか面白い。そうか、こう見えてもこの人たち若いんだよな…と思う。

来週、新聞講読の授業で発表があるので、それの準備したのを、先生に見せなきゃいけない日。まだやってない。これからやる。

インターネット事情

こちらでの、友人たちとのやり取りは、微信(ウェイシン/英語名:wechat)という、LINEみたいなやつを使ってます。日本ではLINEを使ってなかったので、イマイチ使いこなせてない。この前なんて、いろいろいじってたら訳わかんないことになり、夜遅い時間に、女の子にテレビ電話かけそうになって、危うい所だった。

先週行ってきた交流会で会ったKさん(同年代の新聞記者さん)は、微信の登録をお互いにしてあるのに、「お時間のある時に連絡下さい」とショートメールを送ってきたので、こちらからも「なんですか?」と電話をかけた。互いにおっさんだと、どうしても、こういうコミュニケーションになってしまう。

あんまり活用はできてないけど、でも、誰かがクラスのコミュニティ作ってくれたりして、連絡が回ってくるので、まあ、便利なんだろうな…といったとこ。クラスのみんなの共通語は中国語なので、中国語で打つのがしんどい時もあるけど。


さて、ではなぜ、LINEではなく微信なのか。LINEを使えば、日本のみんなとも連絡できるじゃん。たしかにそうなんだけどね…。7月までいた職場のみんなは興味あるかもしれない、この国の通信事情に関することを書いてみようと思います。

簡単に言うと、この国、LINE使えないのさ。だからみんな微信。国の思惑がいろいろあって、フェイスブックとかツイッターもダメ。それから、youtubeも見られないし、グーグルも開けない。いろいろ大変なんですよ。なぜかこのブログがあるFC2もダメ。中国政府はFC2で何か嫌な目にでも遭ったんだろうか…。基本的に、まともに使えるのは国産の物だけと思うのが正解。国産以外は、使えたとしても一部機能しかダメだとか、そんな感じ。

でも…、今、このパソコンでこのブログが書けてるし、グーグルで検索もできるし、youtubeで音楽や落語聞いたりできてます。それはどうして?答え。VPNという仕組みを使っているからなのですね。VPNとは、Virtual Private Networkの略で、よく会社の社内ネットワークとかで使われています。たとえば、本店と支店の間で、長ーい1本の専用回線を引いているわけではないのに、支店にいて、本店のサーバーにアクセスしたり、本店に内線電話をかけたりできるのは、このVPNがあるおかげ。

実際には、普通のインターネット接続と同じルートを通って支店から本店へ繋がるんだけど、セキュリティを強化して、他の人が入ってこられないようにして、あたかも専用回線を引いたように使える…というのが、ざっくりとしたVPNの仕組み。バーチャルなプライベートというのは、つまりそういうこと。

この国は、そういう規制やら何やらがいろいろ厳しいわけだけど(詳しくはこれを見るといいぜ→金盾)、VPNは、「あたかも専用回線を引いたように」使えるものなので、規制をすり抜けるんですね。日本企業の中国の支店でVPNを使っているのはもちろんだけど、そんな訳なので、中国在住の一般のネットユーザー向けにVPNサービスをやっている日本の業者がいくつもあるわけです。

無料のもあるけど、仕事の都合もあるので、私は月額1,080円のを使ってます。安定している時もあるし、時々、調子悪くて切れてつなぎなおしたりしてる時もあるけど、まあまあ満足。VPNの料金とは別に、部屋でのネット接続料金(使い放題)として、学校に毎月60元(約900円)払うので、毎月約2000円ってとこですか。そんなネット環境で生きてます。


先々週の水曜日、学食で食事していたら、マンホールの蓋を浮き上げらせるほどの猛烈な勢いで、湯気が出始めました。

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今日、同じところを通りかかったら、かさ上げされてました。邪魔です。

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先日の湯気の原因が何だったのかはわかりませんが、たぶん、根本的な解決はされてないと思います。

これが中国

校内のスーパー前でヨーグルトかなんかの試飲イベントをやってた。
ウサギみたいな着ぐるみも登場し、店に入るとき、子どもと楽しく触れ合ったりしてました。

買い物終わって出てきたら、中の人が、まる見えの所で売り上げ数えてました。

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これでこそ中国。

若人の悩み

先週は初めての授業で、ずっと気を張っていたので本当に疲れたけど、今週は半分終わって、だいぶ楽になったのを感じる。
ただ、いかんせん聞き取り能力が弱い。リスニングの授業なんて、「みんなよく聞き取れるんだなあ…」なんて、他人事みたいに思ったりして。聞き取りができないから、宿題が何であるのか、正確に理解していなかったりすることがある。

だから、後から、「明日の授業のこれはどうするんだったっけかな?」という状況になり、やらなくてもいい内容を、一生懸命時間をかけてやっていたりする。でも、中国語の文章を考えるということは、無駄にはならないので、「まあいいか」とも思ってる。


昨晩は、バスで少し行ったところにあるお店で毎週開催されている、日本人留学生の交流会に行ってきた。

もう北京に来て11年になる博士課程の大学院生とか、今回、日本の新聞社から派遣されて来て、語学クラスで勉強した後、来年の夏から北京勤務になるという、ほぼ年が同じ記者さんとか、今の学校にいる人たちとは毛色の違う人たちと会うことができた。お店のオーナーにも、「何かお手伝いできることでもあればよろしく」と名刺を渡してきたりした。

で、何人かと話して思ったこと。特に女の子たちが、帰国後、ちゃんと就職して、その後結婚して…ってできるんだろうかって、けっこう不安を感じてるみたいね。逆に男の子たちは、けっこうそんなでもない様子で能天気な子が多いように感じた。このおじさんに言わせりゃ、あなたたちみたいに真面目な子はきっと大丈夫だよ!てなもんだけど。

自分は、一番人数の多かった世代だし、今は、団塊世代の大量退職の穴を埋めるという状況なわけだから、状況としては自分の時よりもかなり楽なのかもしれない。でも、そんなのは、おっさんの昔話でしかなく、今の子には今の悩みがあるんだから、そんな話はしてもしょうがない。だいたい、おれ、就職活動ほとんどしなかったから、実際に大変だったのか、それも知らないしねー。

それでも、今は翻訳やってて、中国の田舎で1年間日本語教えてたこともあって、「なんだかんだで、今こうして生きてるよ」って話をすると、みんなけっこう興味を持ってくれて、「今度、お話聞かせて下さいよ」って。はいはい。私みたいな者がお役に立てるならいくらでも。それと、外国語やってる子たちは、やっぱり、翻訳業ってどんなものなのか?ってのにも興味あるみたいだし。

そんな、悩み多き乙女たちに、「まあ、なんとかなるもんよ」ってのが少しでも伝わるならいいかな。あとは、彼ら彼女らにはまだ見えていない「生きていき方」みたいなものも、私は少しは知ってるのかもしれないし。

ただ、私の話をあんまり聞いてしまうと、大学とりあえず出た後、貧乏旅行で世界中回り始めちゃったりするかもしれないから、あんまり熱心な啓蒙はしないように気をつけようと思います。

今から、仕事ちょっとやって、宿題やって、1日が終わります。ヘイドゥオ!

リハビリが必要です。

月曜日の午前中は「輔導」(補講)。教室にはクラス担任の先生(麦わら帽子のおじさん)が来ているので、なにか質問があればその場ですればいいし、教科書に出てきたこと以外のことを尋ねても、もちろん構わない。

困っていることがあるので、先生に聞いてみました。

「私は中国語を、20年前の大学生の頃に勉強したので、基礎的な単語や語法をすっかり忘れてしまいました。何かよい本はありますか?」

今のクラスのレベルなら当然知っていて、聞けばわかるし、話してもスラスラ出てくるべき言葉が、すっかり抜けている。でも、中国に住んだこともあるし、旅先で使う言葉なら聞くのも話すのもできる。だけど、すべて自己流で、込み入った話はてんでダメ…。もはや何が分からないのか分からないというレベル。

自国に帰れば現役大学生であるクラスメイトの中にあって、20年のブランク&自己流は恐ろしい。だいたいさ、クラスのみんな、20年前のことなんて知らないんだから。

さすがに20年前というのには、先生も驚いた顔だったけど、いい本を教えてくれた。曰く、

「初級の教科書を買って読みなさい」

なるほどね。

この時間は、あくまで補講なので、出席を取るわけでもなく、教室に来ても来なくてもいい。
なので、半分終わった休憩の時間に教室を出て、教科書を買いに行った。2つ下のクラスで使う初級の「精読」の教科書。見ると、「あー、こんなのあったなあ」って思い出す。中級の勉強を進める傍ら、これを使ってリハビリですわ。


そして、初料理。

初めての中華包丁と、初体験の電磁調理器と慣れないフライパンで、こんな酒のつまみができました。スパムとネギのちょっとした炒め。味付けは醤油と胡椒。慣れない尽くしだったけど、そこそこうまい。満足。みんなとわあわあ飲む酒もいいけど、おっさんは、こうして部屋で飲むビールが最高にうまい。

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部屋が割とはずれの方にあって、台所が遠いのが困ったなあ。数えたら85歩だった。その辺の問題も、どう効率的にやるか、いろいろ工夫しないと。

また明日。おやすみなさい。

ん?

この教科書、ワードで作ってんべ。

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話したい気持ち

いろんな人からメールやらコメントやらいただいています。ありがとう。
北京だより、10回も続けば、自分としては大したもんなんじゃないかと思ってます。更新の間隔が開いたら、そろそろ飽きてきたかな?と思って下さい。

さて、言語の習得には、「話したい相手を作ること」。これが一番の近道だと思ってます。発音や文法が違っていても、とにかく気持ちを伝えようと一生懸命になること、これが大事。

学校の寮には共同のキッチンがあってね、こちらでは、日本の食材が安価で揃うわけではないし、時間的にも、冷蔵庫の容量的にも、毎日は無理だとしても、それでも、味噌汁とか煮物とか作って食べたい。そこで、先週末に調理器具やら食器やら、ある程度揃えました。でも、包丁がどこにもないの。ショッピングモールに行けば、まな板はあるのに、包丁立てもいろいろあるのに、包丁がどこにもないのです。

「百度知道」という、Yahoo!知恵袋的なサイトで調べてみたら、安全に関する規定により、どこでも売ってる訳ではないらしい。買うのにも身分証明が必要。それで、どうやら確実に売ってそうだと目をつけたのが、「王麻子」という古い歴史を持つという、刃物専門店。ネットで買うこともできるらしいけど、やっぱり手に取って選びたい。

それが、学校の前からバスに乗って1本で行ける「西単」(シータン)という繁華街にあるというので、行ってみたら、…あるはずのデパートの中にない。売り場のおねいさんに聞いてみても「ここにはないわねえ」と。そこでまた、「百度知道」で検索すると、崇文門(チョンウェンメン)という所に単独の店舗があるらしいので、地下鉄で行ってみた。そうしたら、王麻子、ちーっちゃなお店がありました。

で、そのお店のおばさんと話をしたわけです。

「北京市内、どこのショッピングモールやデパートに行っても、どこにも包丁売ってなくて、本当に困りました」とか、「やっと買えました。ありがとう」とか、本当に伝えたかったことだから臆することなく自然に出てきたし、発音も文法も違っていただろうけど、たぶん言いたいことは伝わったはず。

おばさんにも笑顔で見送られ、包丁が手に入った満足と、切実な気持ちを伝えられた満足とで、本当に嬉しい気持ちになりました。やっぱり、「話したい気持ち」が大事なんだと、再確認した次第。

でも、今日買ってきた包丁って、こういう中華包丁なんだけどね。この国、こういうのしかない。要努力練習。お値段は約1200円でした。
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今日はこれからクラスの親睦食事会です。アディオス。

1週間終了

学校が始まって、やっとこさ1週間の授業が終わりました。
といっても、月曜日は中秋の祭日だったので4日しかなかったけど、それでも疲れたよ。
おじさんはもう若くないからね。同じクラスのみんなは、午前中の授業が終わると、みんな連れ立って食事行ったりするけど、午前中で終わる日は、一人でさらっと食事して、昼寝しちゃう。

まだ授業や生活に慣れていないのに加えて、仕事の方も、「なんということでしょう」というぐらいに忙しかったし。水曜日あたりは、ほんとにしんどかった。

クラス分けの口述試験の時は、「翻訳をやっている」というのを高く評価してくれて、「あなたなら大丈夫でしょう」と、中ぐらいのクラスに入れてもらったけど、実際始まってみたら、もしかしたら大変かな?という気がしてきた。なので、自分のクラスの授業は午前で終わりだったけど、午後に、一つ下のクラスの授業を聞いてみました。今度の月曜日までがお試し期間なのだよ。

授業聞いてみたら、やっぱり一つ下のクラスだと簡単に思えちゃうかもな…って感じだったので、やっぱり難しいクラスの方で続けます。語学のクラスは少し難しい方が絶対いいし、韓国の留学でも少し難しいクラスに入って、最初は大変だったけど、やがてどうにかなったので、まあ、平気でしょう。

授業は、10分休憩をはさんだ90分が1週間に全10コマ。

「精読(読み書き)」×3コマ
「会話」×2コマ
「聴力(リスニング)」×2コマ
「報刊(新聞記事を読んで概要把握)」×2コマ

それに、出席自由の「輔導(補講)」が1コマあって、全10コマという構成。
これに加えて自室での予習・復習・宿題、発表がある日はそれの準備、さらに仕事も…なので、そりゃ疲れるわ。
7月まで、翻訳と会社勤めの二足のわらじでやってたけど、会社勤めとは頭を使うレベルが全っ然違う。知恵熱出る。

韓国でもそうだったけど、やはりここでも、教師陣は、大学院を出て間もない若い先生と、主任クラスのベテラン先生が半々ぐらいいて、多くが女性で、男性が少数いるというのを、既に1学期終えた日本人の留学生から聞いていました。
初日、初めての授業は「報刊」。名前から、男性の先生というのはわかっていたけど、まあ、そんな話を聞いていたので、日焼けした麦わら帽子のおじさんが来たのには、たまげました。

週末はしっかり休みます。再见。

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Author:きちい
韓国語と中国語の翻訳をやってます。

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