たいへんよくできました。
学校の授業には、精読、リスニング、会話、新聞講読と4つのクラスがあります。
そのうち、会話クラスでは、毎課ごとにパワーポイントを使った発表をしてきました。最後となる今回は、これまで学習した単語や語法をできるだけ多く使って、「不運な出来事」をテーマにした、ちゃんと落ちのつく、面白い劇を演じなさいという課題が命ぜられました。当日、教室で演じてもいいし、あらかじめ撮影して上映してもOK。会話クラス、なかなか要求レベルが高い。
私は、日本人(女)、韓国人(女)、スウェーデン人(男)と組んで4人でやることになり、韓国人の女の子が、どうやらフリーソフトを使って編集できそうだと言うので、撮影することになりました。
主人公は男。そして、時節柄、サンタクロースが登場する台本ができあがり、スウェーデン人がやや太目でヒゲもじゃのため、即サンタ役に決定。結果、私が出づっぱりの主人公になってしまいました。出づっぱり担当としては、当日上演よりも、こま切れで撮影した方がありがたい。
ストーリーはといえば、朝起きると、いつもの眼鏡が見つからずに変な眼鏡がいくつも出てきて、それをかけてガールフレンドに会って振られたり、仕事の面接に行って問答無用で落とされたり、家にやってきたサンタクロースを泥棒と間違えて追い払い、怪我を負わせたり…という散々な内容。
で、部屋のシーンは「ロケ地:おれんち」。そして、私が授業中の会話で、「自分で和食作って食べてます」って言っていたもんだから、
「撮影前にきちいさんにお昼ごはん作ってもらって、一緒に食べてから撮影しましょう。そうしましょう。そうしましょう」
ということに既に決まっていて、味を染みさせるために昨日のうちに筑前煮を作り、それからみんなより一足先に自転車で帰宅し、麻婆豆腐(日本風の甘辛めのやつ)と、わかめとねぎの味噌汁を大急ぎで準備しました。出づっぱりだわ昼飯ふるまうわでもう大変。もてなそうとして食事の支度をして失敗するほど悲しいことはないけど、無事美味しいものができ、みんな美味しい美味しいと食べてくれました。
部屋のシーンの撮影、それから、団地の駐車場でサンタクロースを囲んでわあわあやってるのを、買い物に行くおばさんが眺めて通ったりする中、外のシーンの撮影も終わり、韓国人の女の子が昨夜のうちに一生懸命編集してくれて、今日の上映となりました。
作った方としては、みんな喜んで見てくれるかなあって少し心配だったけど、予想をはるかに超える大爆笑でした。特に、自分で間を考えてアドリブでやった部分が受けたのは嬉しかったな。ほかのグループはみんなその場での上演だったけど、みんなすごくよく出来てて、面白くて、とにかく大笑いしました。
そんなふうで、撮影した動画は大好評だったし、準備した昼ごはんも美味しいと言ってもらえたし、なんだかとても嬉しい学期末になりました。
さあ、なんだかんだで4か月が終わり、年が明けると期末テストです。9月の頃に比べると先生の話もだいぶ聞き取れるようになったけど、まだまだ上達しているという感じはありません。ぶっちゃけ私の目標は「中国語の文章をちゃんと理解して、日本語に翻訳すること」なので、文章の読解力が付けばそれでいいんだけど、読解力が伸びているかといえば、そんなこともなく…、どうしたもんですかね。
まあね、もう若くないのでね、気楽にゆっくりやって行きましょう。
1月17日に日本に帰国し、2月7日まで実家にいます。
そのうち、会話クラスでは、毎課ごとにパワーポイントを使った発表をしてきました。最後となる今回は、これまで学習した単語や語法をできるだけ多く使って、「不運な出来事」をテーマにした、ちゃんと落ちのつく、面白い劇を演じなさいという課題が命ぜられました。当日、教室で演じてもいいし、あらかじめ撮影して上映してもOK。会話クラス、なかなか要求レベルが高い。
私は、日本人(女)、韓国人(女)、スウェーデン人(男)と組んで4人でやることになり、韓国人の女の子が、どうやらフリーソフトを使って編集できそうだと言うので、撮影することになりました。
主人公は男。そして、時節柄、サンタクロースが登場する台本ができあがり、スウェーデン人がやや太目でヒゲもじゃのため、即サンタ役に決定。結果、私が出づっぱりの主人公になってしまいました。出づっぱり担当としては、当日上演よりも、こま切れで撮影した方がありがたい。
ストーリーはといえば、朝起きると、いつもの眼鏡が見つからずに変な眼鏡がいくつも出てきて、それをかけてガールフレンドに会って振られたり、仕事の面接に行って問答無用で落とされたり、家にやってきたサンタクロースを泥棒と間違えて追い払い、怪我を負わせたり…という散々な内容。
で、部屋のシーンは「ロケ地:おれんち」。そして、私が授業中の会話で、「自分で和食作って食べてます」って言っていたもんだから、
「撮影前にきちいさんにお昼ごはん作ってもらって、一緒に食べてから撮影しましょう。そうしましょう。そうしましょう」
ということに既に決まっていて、味を染みさせるために昨日のうちに筑前煮を作り、それからみんなより一足先に自転車で帰宅し、麻婆豆腐(日本風の甘辛めのやつ)と、わかめとねぎの味噌汁を大急ぎで準備しました。出づっぱりだわ昼飯ふるまうわでもう大変。もてなそうとして食事の支度をして失敗するほど悲しいことはないけど、無事美味しいものができ、みんな美味しい美味しいと食べてくれました。
部屋のシーンの撮影、それから、団地の駐車場でサンタクロースを囲んでわあわあやってるのを、買い物に行くおばさんが眺めて通ったりする中、外のシーンの撮影も終わり、韓国人の女の子が昨夜のうちに一生懸命編集してくれて、今日の上映となりました。
作った方としては、みんな喜んで見てくれるかなあって少し心配だったけど、予想をはるかに超える大爆笑でした。特に、自分で間を考えてアドリブでやった部分が受けたのは嬉しかったな。ほかのグループはみんなその場での上演だったけど、みんなすごくよく出来てて、面白くて、とにかく大笑いしました。
そんなふうで、撮影した動画は大好評だったし、準備した昼ごはんも美味しいと言ってもらえたし、なんだかとても嬉しい学期末になりました。
さあ、なんだかんだで4か月が終わり、年が明けると期末テストです。9月の頃に比べると先生の話もだいぶ聞き取れるようになったけど、まだまだ上達しているという感じはありません。ぶっちゃけ私の目標は「中国語の文章をちゃんと理解して、日本語に翻訳すること」なので、文章の読解力が付けばそれでいいんだけど、読解力が伸びているかといえば、そんなこともなく…、どうしたもんですかね。
まあね、もう若くないのでね、気楽にゆっくりやって行きましょう。
1月17日に日本に帰国し、2月7日まで実家にいます。
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責任の所在
最近、家のブレーカーが頻繁に落ちるようになり、どうしたものかと思っていました。
前にちょっと書きましたが、水道と電気を裏の室内装飾屋さんと共同で使っているので、「店で電動工具とか容量の大きいもの使うと落ちちゃうのかなあ…、困ったもんだなあ」と思っていました。特に、パソコン立ち上がってる時に頻繁にブレーカーが落ちるのは困ります。
そして、昨日の日曜日。午後、台所にいる時に、またブレーカーが落ちました。台所には窓がないので、電気が消えると真っ暗です。落ちると、だいたい室内装飾屋さんのおじさんが来てブレーカーを上げていくので、待っていたのですが一向に回復せず、仕方ないから日の入るところで洗濯物を畳んでいたら、おじさんから電話。
おじ「今、家にいるのかい?」
私 「います」
おじ「電気止まってるだろう」
私 「止まってます。どういう訳でしょう」
おじ「きみ、電気代払ってないだろう」
!!!。ええーーっ?電気代未納ですか!俺のせいッスか?
急いで銀行へ行き、ATMで電気代を払ってまいりました。この国は基本的にいろんなものが前払い制なので、電気も払った分だけ使えるというしくみ。1月の一時帰国中に不足すると困るので、余計めに入れてきました。
帰ってきて、ブレーカーを上げると、すぐ回復。回復後、ブレーカーが落ちることは全然なくなったので、どうやら、電気を止める旨の予告通知を送ってくる代わりに、ブレーカーを落として気づかせるという、そういう方法らしい。学校での勉強もさることながら、生活も日々是学習です。
さて、今年もあと半月。中国の新年は旧正月なので、年越しはさしたるイベントもなく、期末テスト前の勉強期間として過ぎて行きます。そんな中、元日の夜に、北京で開かれる小野リサのコンサートを聞きに行ってくることにしました。楽しみ。

今日の晩御飯は、さんまでした。醤油は高級品のキッコーマン。さんまは中国語でチウダオユー(秋刀魚)です。きっと日本語由来の外来語ですね。
前にちょっと書きましたが、水道と電気を裏の室内装飾屋さんと共同で使っているので、「店で電動工具とか容量の大きいもの使うと落ちちゃうのかなあ…、困ったもんだなあ」と思っていました。特に、パソコン立ち上がってる時に頻繁にブレーカーが落ちるのは困ります。
そして、昨日の日曜日。午後、台所にいる時に、またブレーカーが落ちました。台所には窓がないので、電気が消えると真っ暗です。落ちると、だいたい室内装飾屋さんのおじさんが来てブレーカーを上げていくので、待っていたのですが一向に回復せず、仕方ないから日の入るところで洗濯物を畳んでいたら、おじさんから電話。
おじ「今、家にいるのかい?」
私 「います」
おじ「電気止まってるだろう」
私 「止まってます。どういう訳でしょう」
おじ「きみ、電気代払ってないだろう」
!!!。ええーーっ?電気代未納ですか!俺のせいッスか?
急いで銀行へ行き、ATMで電気代を払ってまいりました。この国は基本的にいろんなものが前払い制なので、電気も払った分だけ使えるというしくみ。1月の一時帰国中に不足すると困るので、余計めに入れてきました。
帰ってきて、ブレーカーを上げると、すぐ回復。回復後、ブレーカーが落ちることは全然なくなったので、どうやら、電気を止める旨の予告通知を送ってくる代わりに、ブレーカーを落として気づかせるという、そういう方法らしい。学校での勉強もさることながら、生活も日々是学習です。
さて、今年もあと半月。中国の新年は旧正月なので、年越しはさしたるイベントもなく、期末テスト前の勉強期間として過ぎて行きます。そんな中、元日の夜に、北京で開かれる小野リサのコンサートを聞きに行ってくることにしました。楽しみ。

今日の晩御飯は、さんまでした。醤油は高級品のキッコーマン。さんまは中国語でチウダオユー(秋刀魚)です。きっと日本語由来の外来語ですね。
歯科通院終了
さて、前回お話しした歯の治療が、終わりました。
痛みも腫れもなくなりましたが、4回の通院で1160元(21000円)というなかなかの出費でした。と言っても、奥の伝説の部分が終わっただけで、まだ歯抜けの状態は変わりません。表面に残っている歯が少ないので、人工の土台を入れなければならず、差し歯を作るとしたら、3000元(54000円)ぐらいはかかるだろうとのこと。
ならば、来月の一時帰国の際にやってきた方が、費用的には安そうなので、3週間でできるものなのか、実家の近所の歯科医院に相談のFAXを送ってみて、その返事待ち。
いい天気で暖かかったし、歯も痛くないので、繁華街西単(シータン)の大きな本屋に寄り道。こんな本を買いました。

「老北京 地図的記憶」(かつての北京 地図の記憶)
私のことを知る人なら、「ああ、好きそうね」と理解してくれるであろう、古地図本。本の中には、資料としての古地図満載であることもさることながら、この本、カバーを外して広げると、まんま中華民国13年(1924年)当時の北京の地図になっているという、変わった構造。

ね、こんな感じで。勉強も兼ねてこういう本読んだら面白いんじゃない?と思って買ってみるんだけど、なんだかんだで結局億劫になって読まなかったりするんだよなあ…。いいや、これは読む。読むよー。読むってば。
そして、木曜日に学校の中の印刷屋さんに頼んであった名刺ができ上がったので、取りに行ってきました。渡す相手によって使い分けられるよう、学校のロゴマークを入れた留学生バージョンと、自作のマークを入れた日韓翻訳者バージョンの2種類を作りました。
翻訳者バージョンのマークは、前日に、「何かワンポイント入れたいなあ」と思い、ちょちょいっとペイントで作っただけのもの。どうせここで暮らす間だけしか使わないんだから、取り合えず入れてみようと実験的な気持ちで入れてみたら、なかなかよい。今後もこれ使おう。

それとこの矢印、「⇔」を使おうと思って持っていったら、中国語環境のphotoshopでは化けてしまい、あららと思ったのもつかの間、店のおじさんは、「➔」を横に半分に切って反転させ、少しだけ上下の隙間を開けて、こんなオリジナルの双方向矢印を作ってくれました。おじさん、校内の印刷屋にしておくにはもったいないような腕前だわ。
先月半ばぐらいまでずっと仕事が忙しく、やっと一段落して、いろんな所を顔を出せる時間ができたので、さっそく名刺を使ってみようかね。
痛みも腫れもなくなりましたが、4回の通院で1160元(21000円)というなかなかの出費でした。と言っても、奥の伝説の部分が終わっただけで、まだ歯抜けの状態は変わりません。表面に残っている歯が少ないので、人工の土台を入れなければならず、差し歯を作るとしたら、3000元(54000円)ぐらいはかかるだろうとのこと。
ならば、来月の一時帰国の際にやってきた方が、費用的には安そうなので、3週間でできるものなのか、実家の近所の歯科医院に相談のFAXを送ってみて、その返事待ち。
いい天気で暖かかったし、歯も痛くないので、繁華街西単(シータン)の大きな本屋に寄り道。こんな本を買いました。

「老北京 地図的記憶」(かつての北京 地図の記憶)
私のことを知る人なら、「ああ、好きそうね」と理解してくれるであろう、古地図本。本の中には、資料としての古地図満載であることもさることながら、この本、カバーを外して広げると、まんま中華民国13年(1924年)当時の北京の地図になっているという、変わった構造。

ね、こんな感じで。勉強も兼ねてこういう本読んだら面白いんじゃない?と思って買ってみるんだけど、なんだかんだで結局億劫になって読まなかったりするんだよなあ…。いいや、これは読む。読むよー。読むってば。
そして、木曜日に学校の中の印刷屋さんに頼んであった名刺ができ上がったので、取りに行ってきました。渡す相手によって使い分けられるよう、学校のロゴマークを入れた留学生バージョンと、自作のマークを入れた日韓翻訳者バージョンの2種類を作りました。
翻訳者バージョンのマークは、前日に、「何かワンポイント入れたいなあ」と思い、ちょちょいっとペイントで作っただけのもの。どうせここで暮らす間だけしか使わないんだから、取り合えず入れてみようと実験的な気持ちで入れてみたら、なかなかよい。今後もこれ使おう。

それとこの矢印、「⇔」を使おうと思って持っていったら、中国語環境のphotoshopでは化けてしまい、あららと思ったのもつかの間、店のおじさんは、「➔」を横に半分に切って反転させ、少しだけ上下の隙間を開けて、こんなオリジナルの双方向矢印を作ってくれました。おじさん、校内の印刷屋にしておくにはもったいないような腕前だわ。
先月半ばぐらいまでずっと仕事が忙しく、やっと一段落して、いろんな所を顔を出せる時間ができたので、さっそく名刺を使ってみようかね。
伝説のあいつがやってきた。
一昨日ごろから左上前歯の隣り、犬歯との間の歯が痛くなりました。昨日はわりと平気になったので、様子を見つつ、郊外にある鉄道博物館に行ってきたりしてました。
そして昨日の晩、痛みが激しくなり、強風警報が出るほどの大風の中、薬局へ行って痛み止めを買ってきて飲んだものの、あまり効かず、夜中にも目が覚める始末。前歯の痛みというのはなかなかしんどい。これはいかんぞと思い、日本語が通じる歯医者を探し、今日の午前中に行ってきたのです。
中国に来る前、地元の歯医者に行って、「虫歯は1つもありません」と言われていました。
私は、体質なのか生活習慣なのか、経験的に、虫歯というのは普通に暮らしていると必ずできるものだと思っているので、「1つもありません」というのには、正直なところ、疑念を持ちながら中国へやってきました。なのに、この歯痛。「なんだよ、松戸の歯医者!」と思いました。
レントゲン撮影の結果、痛くなったのは以前に治療をした歯でした。写真を撮ると、神経を抜いた後に薬剤が充填できている部分が白く写るんだけど、それが奥から2ミリぐらい手前で止まっている。そのいちばん奥の空洞部分で膿瘍が発生し、歯茎の奥の方が痛いのだと。
だから、松戸の先生は間違っていなかったのです。ごめんね。
この症状、すぐに理解できました。こういう箇所がほかにも2つぐらいあり、これまで治療して下さったいろんな先生から、この奥の空洞が痛くなったら、全部開けてもう一回やり直さないといけないので大変ですよ、と聞かされていた。いわば私にとって「伝説の痛み」。なんで、北京でレジェンドに遭遇しないといけないんだよと。
いつ治療したんだか分からないような歯なので、もうすっかり固まっていて、機械で削って、溶剤で溶かして、手で削って、また機械で削って…と、1時間近くにおよぶ大工事になってしまった。なおかつ、最後に液体の薬を入れる時の痛いこと。「少し痛いですよ」と予告を受けてから注入されたんだけど、もう二度と経験したくない痛さだった。あれがもう少し続いたら気絶してたかも。終わってからも痛みが治まらず、ロビーでしばらく休ませてもらって帰ってきた。午後の授業は休み。仕事の打診もお断り。
「表面の残っている歯は薄くなっているから、食事の時に気をつけて下さい」と言われていたんだけど、帰宅後、何も食べてないけどポロッと折れてしまった。慌ててもどうしようもないので、しばらく歯欠けの顔で過ごします。こりゃ、差し歯を作ることになるねえ。
歯の治療は海外旅行保険の適用外なので、今回の治療は全て自費。日本で国民健康保険があれば、海外での医療費も後から還付されて結局3割負担になるんだけど、住民票抜いて来ちゃったので国民健康保険もない。
差し歯を作るのにかかる費用は、以前は、保険なしでも中国の方が安かったんだけど、円安だからどうなんだろう。日本で保険利かせた方が安いの?でも、その分保険料払わなくちゃいけないし、住民票戻すと、国民年金も払うことになるよ?1月中旬の一時帰国まで前歯1本なしで暮らすのは大変不便だし、それをすぐに直せるんなら北京でやっちゃった方がいいし…損得勘定って苦手だから、もう何がなんだか。
先生は、数時間圧迫感が続くかもしれませんと言っていたけど、圧迫感というよりも重い痛みが今も継続中。夜中に目が覚めると嫌だから、寝る前に痛み止め飲む。今は我慢。
そして昨日の晩、痛みが激しくなり、強風警報が出るほどの大風の中、薬局へ行って痛み止めを買ってきて飲んだものの、あまり効かず、夜中にも目が覚める始末。前歯の痛みというのはなかなかしんどい。これはいかんぞと思い、日本語が通じる歯医者を探し、今日の午前中に行ってきたのです。
中国に来る前、地元の歯医者に行って、「虫歯は1つもありません」と言われていました。
私は、体質なのか生活習慣なのか、経験的に、虫歯というのは普通に暮らしていると必ずできるものだと思っているので、「1つもありません」というのには、正直なところ、疑念を持ちながら中国へやってきました。なのに、この歯痛。「なんだよ、松戸の歯医者!」と思いました。
レントゲン撮影の結果、痛くなったのは以前に治療をした歯でした。写真を撮ると、神経を抜いた後に薬剤が充填できている部分が白く写るんだけど、それが奥から2ミリぐらい手前で止まっている。そのいちばん奥の空洞部分で膿瘍が発生し、歯茎の奥の方が痛いのだと。
だから、松戸の先生は間違っていなかったのです。ごめんね。
この症状、すぐに理解できました。こういう箇所がほかにも2つぐらいあり、これまで治療して下さったいろんな先生から、この奥の空洞が痛くなったら、全部開けてもう一回やり直さないといけないので大変ですよ、と聞かされていた。いわば私にとって「伝説の痛み」。なんで、北京でレジェンドに遭遇しないといけないんだよと。
いつ治療したんだか分からないような歯なので、もうすっかり固まっていて、機械で削って、溶剤で溶かして、手で削って、また機械で削って…と、1時間近くにおよぶ大工事になってしまった。なおかつ、最後に液体の薬を入れる時の痛いこと。「少し痛いですよ」と予告を受けてから注入されたんだけど、もう二度と経験したくない痛さだった。あれがもう少し続いたら気絶してたかも。終わってからも痛みが治まらず、ロビーでしばらく休ませてもらって帰ってきた。午後の授業は休み。仕事の打診もお断り。
「表面の残っている歯は薄くなっているから、食事の時に気をつけて下さい」と言われていたんだけど、帰宅後、何も食べてないけどポロッと折れてしまった。慌ててもどうしようもないので、しばらく歯欠けの顔で過ごします。こりゃ、差し歯を作ることになるねえ。
歯の治療は海外旅行保険の適用外なので、今回の治療は全て自費。日本で国民健康保険があれば、海外での医療費も後から還付されて結局3割負担になるんだけど、住民票抜いて来ちゃったので国民健康保険もない。
差し歯を作るのにかかる費用は、以前は、保険なしでも中国の方が安かったんだけど、円安だからどうなんだろう。日本で保険利かせた方が安いの?でも、その分保険料払わなくちゃいけないし、住民票戻すと、国民年金も払うことになるよ?1月中旬の一時帰国まで前歯1本なしで暮らすのは大変不便だし、それをすぐに直せるんなら北京でやっちゃった方がいいし…損得勘定って苦手だから、もう何がなんだか。
先生は、数時間圧迫感が続くかもしれませんと言っていたけど、圧迫感というよりも重い痛みが今も継続中。夜中に目が覚めると嫌だから、寝る前に痛み止め飲む。今は我慢。