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2014-12

伝説のあいつがやってきた。

一昨日ごろから左上前歯の隣り、犬歯との間の歯が痛くなりました。昨日はわりと平気になったので、様子を見つつ、郊外にある鉄道博物館に行ってきたりしてました。

そして昨日の晩、痛みが激しくなり、強風警報が出るほどの大風の中、薬局へ行って痛み止めを買ってきて飲んだものの、あまり効かず、夜中にも目が覚める始末。前歯の痛みというのはなかなかしんどい。これはいかんぞと思い、日本語が通じる歯医者を探し、今日の午前中に行ってきたのです。

中国に来る前、地元の歯医者に行って、「虫歯は1つもありません」と言われていました。
私は、体質なのか生活習慣なのか、経験的に、虫歯というのは普通に暮らしていると必ずできるものだと思っているので、「1つもありません」というのには、正直なところ、疑念を持ちながら中国へやってきました。なのに、この歯痛。「なんだよ、松戸の歯医者!」と思いました。

レントゲン撮影の結果、痛くなったのは以前に治療をした歯でした。写真を撮ると、神経を抜いた後に薬剤が充填できている部分が白く写るんだけど、それが奥から2ミリぐらい手前で止まっている。そのいちばん奥の空洞部分で膿瘍が発生し、歯茎の奥の方が痛いのだと。
だから、松戸の先生は間違っていなかったのです。ごめんね。

この症状、すぐに理解できました。こういう箇所がほかにも2つぐらいあり、これまで治療して下さったいろんな先生から、この奥の空洞が痛くなったら、全部開けてもう一回やり直さないといけないので大変ですよ、と聞かされていた。いわば私にとって「伝説の痛み」。なんで、北京でレジェンドに遭遇しないといけないんだよと。

いつ治療したんだか分からないような歯なので、もうすっかり固まっていて、機械で削って、溶剤で溶かして、手で削って、また機械で削って…と、1時間近くにおよぶ大工事になってしまった。なおかつ、最後に液体の薬を入れる時の痛いこと。「少し痛いですよ」と予告を受けてから注入されたんだけど、もう二度と経験したくない痛さだった。あれがもう少し続いたら気絶してたかも。終わってからも痛みが治まらず、ロビーでしばらく休ませてもらって帰ってきた。午後の授業は休み。仕事の打診もお断り。

「表面の残っている歯は薄くなっているから、食事の時に気をつけて下さい」と言われていたんだけど、帰宅後、何も食べてないけどポロッと折れてしまった。慌ててもどうしようもないので、しばらく歯欠けの顔で過ごします。こりゃ、差し歯を作ることになるねえ。

歯の治療は海外旅行保険の適用外なので、今回の治療は全て自費。日本で国民健康保険があれば、海外での医療費も後から還付されて結局3割負担になるんだけど、住民票抜いて来ちゃったので国民健康保険もない。

差し歯を作るのにかかる費用は、以前は、保険なしでも中国の方が安かったんだけど、円安だからどうなんだろう。日本で保険利かせた方が安いの?でも、その分保険料払わなくちゃいけないし、住民票戻すと、国民年金も払うことになるよ?1月中旬の一時帰国まで前歯1本なしで暮らすのは大変不便だし、それをすぐに直せるんなら北京でやっちゃった方がいいし…損得勘定って苦手だから、もう何がなんだか。

先生は、数時間圧迫感が続くかもしれませんと言っていたけど、圧迫感というよりも重い痛みが今も継続中。夜中に目が覚めると嫌だから、寝る前に痛み止め飲む。今は我慢。

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Author:きちい
韓国語と中国語の翻訳をやってます。

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