今日、学んだこと
同じクラスの日本人Nくんはゲームが大好きで、遊ぶだけでなく、自分でカードゲームを作ったりもしています。
キャラクターがどうとか、絵柄がどうとかよりも、ゲームの構造を矛盾なく、かつ絶妙なバランスで組み立てる所に面白みがあるそうで、私はゲームに興味はありませんが、「モノづくり」という目で見ると、なんとなく面白そうに思えます。
で、そのNくんと、韓国人のJくんがゲームの話をしてました。「遊戯王」について、Nくんが熱く語っています。ですが、それを聞いているJくんは「??」という、ちょっと難しい顔をしています。クラスの共通語である中国語で話しているので、話が通じてはいるのですが、顔は「??」です。
聞いていて、あー…。私、気づきました。
長音「ー」で1拍とするのは日本語特有のものなので、「遊戯王」は、韓国人には「ユギオ」と聞こえます。
韓国語に「ユギオ」と発音する重要な単語があります。「625」という数字をそのまま読むと「ユギオ」となり、1950年6月25日に始まった朝鮮戦争を意味します。朝鮮戦争はあくまで休戦状態であり、韓国は現在も、法的には戦時下なわけですから、それをテーマとした戦闘ゲームなど全くけしからん話であり、それを楽しそうに熱弁するなどシャレになりません。それに加え、日本人のNくんが「625」という言葉を知るはずはないし…
というので、Jくんは「??」だったわけですね。そこで私が間に入って説明すると、NくんもJくんも「あーーーー!」と。
「遊戯王」という言葉が、私にとっては、ふだん頭に浮かばない言葉なので全然気づきませんでしたが、なるほどねー、遊戯王。面白いことを一つ知りました。
「遊戯王」、韓国語では「ユヒワン」です。
キャラクターがどうとか、絵柄がどうとかよりも、ゲームの構造を矛盾なく、かつ絶妙なバランスで組み立てる所に面白みがあるそうで、私はゲームに興味はありませんが、「モノづくり」という目で見ると、なんとなく面白そうに思えます。
で、そのNくんと、韓国人のJくんがゲームの話をしてました。「遊戯王」について、Nくんが熱く語っています。ですが、それを聞いているJくんは「??」という、ちょっと難しい顔をしています。クラスの共通語である中国語で話しているので、話が通じてはいるのですが、顔は「??」です。
聞いていて、あー…。私、気づきました。
長音「ー」で1拍とするのは日本語特有のものなので、「遊戯王」は、韓国人には「ユギオ」と聞こえます。
韓国語に「ユギオ」と発音する重要な単語があります。「625」という数字をそのまま読むと「ユギオ」となり、1950年6月25日に始まった朝鮮戦争を意味します。朝鮮戦争はあくまで休戦状態であり、韓国は現在も、法的には戦時下なわけですから、それをテーマとした戦闘ゲームなど全くけしからん話であり、それを楽しそうに熱弁するなどシャレになりません。それに加え、日本人のNくんが「625」という言葉を知るはずはないし…
というので、Jくんは「??」だったわけですね。そこで私が間に入って説明すると、NくんもJくんも「あーーーー!」と。
「遊戯王」という言葉が、私にとっては、ふだん頭に浮かばない言葉なので全然気づきませんでしたが、なるほどねー、遊戯王。面白いことを一つ知りました。
「遊戯王」、韓国語では「ユヒワン」です。
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週末です。
おひさしぶりです。
開講から2週間のお試し期間とクラス替えテストが終わり、クラスのメンバーが固まりました。
クラスメイトの国籍は、日本、韓国、ベトナム、フランス、ロシア、スペイン、ベルギー、オランダ、イタリア、スウェーデン、イギリス、タジキスタンと、こんなとこですか。
ただ、人数が多くて25人とかいるので(いやもっとなのかな?)、まだ名前を覚えきれません。そのため、クラスを分けた方がいいのではないかという提案も出てきたりして、なんだかゴタゴタしています。読解クラス担当のベテラン呂先生も、「これまで途中でクラスが増えた経験はないけど、こんなに多かったのも初めて」というぐらいです。
その呂先生が、出張でオーストラリアに行っているので、今週から来週にかけての3回の授業は代わりの先生が来ました。「出張でオーストラリア」なんていうあたり、さすが、大学のベテラン先生だけあって、並の中国人とは違いますわな。
で、代理の李先生、教科書の内容を進めながらも、関連するいろんなことを話してくれて、それがけっこう面白い。李先生曰く、「中国語には、文法というものはぶっちゃけありません」
言っちゃったし…
近代になって、西洋の概念を取り入れて、「主語+述語+直接目的語+間接目的語」みたいな文法を組み立てたけど、それに該当しない例がたくさんあると。学生がその例外にあたった時、教師としてどう言うかといえば、「中国人はみんなそう喋ってるんだからしょうがない」と。
私も、中国語は1割の法則と9割の例外でできてる気がしてました。そして、それが中国語を学んだことがある外国人が必ずぶつかって越えられない壁であることも知ってます。でも、そんな例外だらけの言語であっても、この国14億人の人がその例外を含めて「共通認識」として使っているんだから、それを理解しないといけないんだよね…というのも常に思っています。
授業の内容も前より難しくなりました。特に、会話クラスは、先学期は口語的な話法を習い、それをどんどん使って話しましょうという内容だったのが、今学期は「会話」といいながら、教科書の内容は新聞や雑誌から取った「書き言葉」で、その内容を元にディスカッションをしましょうという内容に変わりました。
日本語でもそういうの苦手な上に、私の目標が「翻訳するために文章の内容を完全に理解すること」なので、違う方へ向かってしまっていて、あんまりやる気が出ません。その時間を使ってもっと文を読みたい…。しかし思えば、今いる語学クラスは、本科生になる準備段階でもあるので、そういう主旨を考えれば、中の上レベルのクラスになって、内容が今のような形に変化するのも、うなずけます。
さて、今日は金曜日。
午前中で授業は終わりなので、クラスメイトのうち14人が集まって、鍋を食べに行きました。学級委員をやってくれてるオランダ人が世話好きで、割引券を持っていたり、ビールが無料(!)だったりして、だいたい1人大びん1本ずつぐらい飲んで、楽しい時間を過ごしました。
スペイン人の、あれはどっちだったかな、名前がわかんない。スペイン2人いるんだよな…、そのどっちか、ガタイのでかい方、彼は少し日本語を知ってて、店を出てくるやいなや私の肩にガーッと腕を回し、
「ウマカッタカ!」
おれ、腰砕け。なんで、そういう的確な面白いことが言えるんだろう。でまた、スペイン人とかイタリア人は、日本語の発音上手なんだよね。
店から学校まで帰ってくる道すがら、彼と話をしながら帰ってきました。
スペ「酒飲むと、中国語がスラスラ出てくるよな」
おれ「たしかに、おれもそうだ。毎日酒飲んで授業出ればいいんじゃないか?」
スペ「いい考えだ。でも、おれたちの授業、午前中が多いからだめだろう」
おれ「そうだな、毎日朝から飲むのは体に悪い」
いや、午後の授業ならいいって話でもないけど。少し酔っぱらうと外国語がスラスラ出てくる。これはどこの国の人も同じようです。
今日は、特にオチとか、ありません。
開講から2週間のお試し期間とクラス替えテストが終わり、クラスのメンバーが固まりました。
クラスメイトの国籍は、日本、韓国、ベトナム、フランス、ロシア、スペイン、ベルギー、オランダ、イタリア、スウェーデン、イギリス、タジキスタンと、こんなとこですか。
ただ、人数が多くて25人とかいるので(いやもっとなのかな?)、まだ名前を覚えきれません。そのため、クラスを分けた方がいいのではないかという提案も出てきたりして、なんだかゴタゴタしています。読解クラス担当のベテラン呂先生も、「これまで途中でクラスが増えた経験はないけど、こんなに多かったのも初めて」というぐらいです。
その呂先生が、出張でオーストラリアに行っているので、今週から来週にかけての3回の授業は代わりの先生が来ました。「出張でオーストラリア」なんていうあたり、さすが、大学のベテラン先生だけあって、並の中国人とは違いますわな。
で、代理の李先生、教科書の内容を進めながらも、関連するいろんなことを話してくれて、それがけっこう面白い。李先生曰く、「中国語には、文法というものはぶっちゃけありません」
言っちゃったし…
近代になって、西洋の概念を取り入れて、「主語+述語+直接目的語+間接目的語」みたいな文法を組み立てたけど、それに該当しない例がたくさんあると。学生がその例外にあたった時、教師としてどう言うかといえば、「中国人はみんなそう喋ってるんだからしょうがない」と。
私も、中国語は1割の法則と9割の例外でできてる気がしてました。そして、それが中国語を学んだことがある外国人が必ずぶつかって越えられない壁であることも知ってます。でも、そんな例外だらけの言語であっても、この国14億人の人がその例外を含めて「共通認識」として使っているんだから、それを理解しないといけないんだよね…というのも常に思っています。
授業の内容も前より難しくなりました。特に、会話クラスは、先学期は口語的な話法を習い、それをどんどん使って話しましょうという内容だったのが、今学期は「会話」といいながら、教科書の内容は新聞や雑誌から取った「書き言葉」で、その内容を元にディスカッションをしましょうという内容に変わりました。
日本語でもそういうの苦手な上に、私の目標が「翻訳するために文章の内容を完全に理解すること」なので、違う方へ向かってしまっていて、あんまりやる気が出ません。その時間を使ってもっと文を読みたい…。しかし思えば、今いる語学クラスは、本科生になる準備段階でもあるので、そういう主旨を考えれば、中の上レベルのクラスになって、内容が今のような形に変化するのも、うなずけます。
さて、今日は金曜日。
午前中で授業は終わりなので、クラスメイトのうち14人が集まって、鍋を食べに行きました。学級委員をやってくれてるオランダ人が世話好きで、割引券を持っていたり、ビールが無料(!)だったりして、だいたい1人大びん1本ずつぐらい飲んで、楽しい時間を過ごしました。
スペイン人の、あれはどっちだったかな、名前がわかんない。スペイン2人いるんだよな…、そのどっちか、ガタイのでかい方、彼は少し日本語を知ってて、店を出てくるやいなや私の肩にガーッと腕を回し、
「ウマカッタカ!」
おれ、腰砕け。なんで、そういう的確な面白いことが言えるんだろう。でまた、スペイン人とかイタリア人は、日本語の発音上手なんだよね。
店から学校まで帰ってくる道すがら、彼と話をしながら帰ってきました。
スペ「酒飲むと、中国語がスラスラ出てくるよな」
おれ「たしかに、おれもそうだ。毎日酒飲んで授業出ればいいんじゃないか?」
スペ「いい考えだ。でも、おれたちの授業、午前中が多いからだめだろう」
おれ「そうだな、毎日朝から飲むのは体に悪い」
いや、午後の授業ならいいって話でもないけど。少し酔っぱらうと外国語がスラスラ出てくる。これはどこの国の人も同じようです。
今日は、特にオチとか、ありません。
いい天気と、新学期と、買い物と
今日は朝から空気が済んでいました。朝起きて、しっかり青い空が見えると、本当に嬉しい。
そして、外へ出てみると、さーむい。スモッグには地表の温度を保つ効果でもあるんでしょうか。
家のすぐ前の川です。いちばん寒かった頃は、川の表面が完全に凍っていましたが、これからはもう、そんなことはないでしょう。

そして、左を向くと、私が住んでいるアパートがあります。どーん。

壁も天井も薄くて、隣の声や上の階の犬の足音(最初、ネズミがいるんだと思った)が聞こえたり、夕方になると隙間から別の家のごはんのにおいがしたりするけど、暮らしは概ね良好です。
んで、先週から学校が始まりました。どの授業もだいたい難易度は上がっているんだけど、リスニングが「なんだこりゃ?」ってほど難しい。教科書を見て、書いてあるのを読んだって難しいんだから、それを聞いて分かる訳がない、というレベル。
第1課は、長期休暇が終わって新学期を迎える2人の教師の会話で、前の学期は忙しくて疲れ切っていたとか、休みの間は桂林に行って体をゆっくり休めて来ようと思ったのに、なんだかんだで出かけられなかったとか、教師の講習会に行ってきて、生徒との接し方の面で学ぶべきところは多かったとか、もう…
つまんなーい。
初級じゃなくて、中の上レベルのクラスとはいえ、内容は(特に第1課は)もっと面白いネタにしてほしいもんです。
前の学期と同様に、今週いっぱいはお試し期間で、これから、クラスを上げたい人、下げたい人の調整があるので、どうなるかわからないけど、少なく見積もっても20人以上いる。語学の授業は、あんまり人数が多くない方がいい。クラス担任の先生も、人数の件を学校に相談してみるとのことですが、どうなるかは分かりません。
通販で買った品物が今日届きました。前に、ブレーカーが落ちた話を書きました。あの時は、私が電気代を払っていなかったのが悪かったのですが、どうやら、表の室内装飾屋さんでドリルみたいな使用アンペア数の大きい工具を使った場合にも落ちてしまうことがあるらしいのです。それは困ります。私がちゃんとしとけばいいという問題じゃないんだから。
そこで購入したのが、これ。

無停電電源。買っちまいました。
送料合わせて155元(3110円)。日本で買う場合に、いくらぐらいするもんだか分からないけど、4か月の間、安心してパソコンを使うための金額と考えれば、全然高くない。
それから、昨日、ヨーカドーで買ったのはこれ。カップにのせてお湯を注ぐタイプのドリップコーヒー。

カタカナが、なんか、怖い。

今回、日本に帰った時に通販で買っていっぱい持ってきたから、もういらないんだけど、とっさのジャケ買い。この国は、一つの品物を長く仕入れ続けることをあまりしないので、商品との出会いは常に一期一会。欲しいときに買っておかないといけないのです。
今夜は、魚が食べたくなったので、平魚という魚を焼きます。日本語ではマナガツオとかシマガツオとか、その辺の仲間らしいです。
そして、外へ出てみると、さーむい。スモッグには地表の温度を保つ効果でもあるんでしょうか。
家のすぐ前の川です。いちばん寒かった頃は、川の表面が完全に凍っていましたが、これからはもう、そんなことはないでしょう。

そして、左を向くと、私が住んでいるアパートがあります。どーん。

壁も天井も薄くて、隣の声や上の階の犬の足音(最初、ネズミがいるんだと思った)が聞こえたり、夕方になると隙間から別の家のごはんのにおいがしたりするけど、暮らしは概ね良好です。
んで、先週から学校が始まりました。どの授業もだいたい難易度は上がっているんだけど、リスニングが「なんだこりゃ?」ってほど難しい。教科書を見て、書いてあるのを読んだって難しいんだから、それを聞いて分かる訳がない、というレベル。
第1課は、長期休暇が終わって新学期を迎える2人の教師の会話で、前の学期は忙しくて疲れ切っていたとか、休みの間は桂林に行って体をゆっくり休めて来ようと思ったのに、なんだかんだで出かけられなかったとか、教師の講習会に行ってきて、生徒との接し方の面で学ぶべきところは多かったとか、もう…
つまんなーい。
初級じゃなくて、中の上レベルのクラスとはいえ、内容は(特に第1課は)もっと面白いネタにしてほしいもんです。
前の学期と同様に、今週いっぱいはお試し期間で、これから、クラスを上げたい人、下げたい人の調整があるので、どうなるかわからないけど、少なく見積もっても20人以上いる。語学の授業は、あんまり人数が多くない方がいい。クラス担任の先生も、人数の件を学校に相談してみるとのことですが、どうなるかは分かりません。
通販で買った品物が今日届きました。前に、ブレーカーが落ちた話を書きました。あの時は、私が電気代を払っていなかったのが悪かったのですが、どうやら、表の室内装飾屋さんでドリルみたいな使用アンペア数の大きい工具を使った場合にも落ちてしまうことがあるらしいのです。それは困ります。私がちゃんとしとけばいいという問題じゃないんだから。
そこで購入したのが、これ。

無停電電源。買っちまいました。
送料合わせて155元(3110円)。日本で買う場合に、いくらぐらいするもんだか分からないけど、4か月の間、安心してパソコンを使うための金額と考えれば、全然高くない。
それから、昨日、ヨーカドーで買ったのはこれ。カップにのせてお湯を注ぐタイプのドリップコーヒー。

カタカナが、なんか、怖い。

今回、日本に帰った時に通販で買っていっぱい持ってきたから、もういらないんだけど、とっさのジャケ買い。この国は、一つの品物を長く仕入れ続けることをあまりしないので、商品との出会いは常に一期一会。欲しいときに買っておかないといけないのです。
今夜は、魚が食べたくなったので、平魚という魚を焼きます。日本語ではマナガツオとかシマガツオとか、その辺の仲間らしいです。
香椿苗
いつも行くスーパーで、見たことのない野菜を見つけた。こんなやつ。

売り場の値札を見ると、「香椿苗」(シャンチュンミャオ)というらしい。
これまで全然見たことがなかったので、たぶん「タラの芽」的な春の味覚なんじゃないかと思う。色は派手だけど、見た目は「木の芽」っぽいし。値段も少々お高く、これだけで8元(160円)もした。キャベツ1個が3元ぐらいだと思うので、ずいぶん高い。
さて、生で味見してみると、初めはただの葉っぱだけど、後味がちょっと苦い。
我が家の家訓として、「知らない葉っぱはとりあえずおひたし」というのがあるので、…家訓といっても、この家、おれ一人だけど…、まずは茹ででみた。
…苦い。生の時よりも苦味が際立ってしまい、後味がものすごい。
醤油をかけても、この苦味は厳しいと判断したため、ちゃちゃっと酢味噌を作り、あえてみた。
「お?いけるか?」と思ったが、それは酢味噌の味だった。間もなく苦味に襲われ、退散。
そうか、茹でるのはダメか…じゃあ、次は天ぷらかと考えるも、時すでに遅し。なぜ半分残さず、全部茹でてしまうかと。
結局、全廃棄。お百姓さんごめんなさい。
ネットで香椿苗レシピを探してみると、卵と一緒に炒める焼くとか、なんか、卵料理が一般的みたいね。フキノトウを食べて、その苦味から春を感じるみたいに、北京の人はこれを食べると、「ああ、もう春だね」って思うのかな。
前に買った茴香(ウイキョウ)も、茹でてみて失敗したしなあ。てか、「まず茹でる」ってのがダメなのか。そうなのか。「まずは天ぷら」か?でも面倒だ。
知らない野菜はせっかくだからいろいろ試したい。
冒険は続く。

売り場の値札を見ると、「香椿苗」(シャンチュンミャオ)というらしい。
これまで全然見たことがなかったので、たぶん「タラの芽」的な春の味覚なんじゃないかと思う。色は派手だけど、見た目は「木の芽」っぽいし。値段も少々お高く、これだけで8元(160円)もした。キャベツ1個が3元ぐらいだと思うので、ずいぶん高い。
さて、生で味見してみると、初めはただの葉っぱだけど、後味がちょっと苦い。
我が家の家訓として、「知らない葉っぱはとりあえずおひたし」というのがあるので、…家訓といっても、この家、おれ一人だけど…、まずは茹ででみた。
…苦い。生の時よりも苦味が際立ってしまい、後味がものすごい。
醤油をかけても、この苦味は厳しいと判断したため、ちゃちゃっと酢味噌を作り、あえてみた。
「お?いけるか?」と思ったが、それは酢味噌の味だった。間もなく苦味に襲われ、退散。
そうか、茹でるのはダメか…じゃあ、次は天ぷらかと考えるも、時すでに遅し。なぜ半分残さず、全部茹でてしまうかと。
結局、全廃棄。お百姓さんごめんなさい。
ネットで香椿苗レシピを探してみると、卵と一緒に炒める焼くとか、なんか、卵料理が一般的みたいね。フキノトウを食べて、その苦味から春を感じるみたいに、北京の人はこれを食べると、「ああ、もう春だね」って思うのかな。
前に買った茴香(ウイキョウ)も、茹でてみて失敗したしなあ。てか、「まず茹でる」ってのがダメなのか。そうなのか。「まずは天ぷら」か?でも面倒だ。
知らない野菜はせっかくだからいろいろ試したい。
冒険は続く。
あおしまにて
青島(チンタオ)へ行ってきた。山東半島の東営(トンイン)という町まで行く飛行機が60元だったから。
でも、北京出発時の空港利用料で50元かかり、東営の空港が市内から30キロも離れていて、タクシー代で90元かかったりして。もはや何がなんだか。
空港のカウンターのおねえさんが「トンヨン」って言い間違えるぐらいマイナーな町、東営は、何もない田舎の町なんだけど、60年代以降に油田の開発によってできた新しい町なので、道がひたすらまっすぐで広い。
そして、中国の町の大通りには、「南京路」とか「天津街」のように他の地域のメジャーな地名を付けたり、「解放路」とか「団結路」のような社会主義国っぽい名前を付けたりするんだけど、この町は「西二路」とか「北三路」とか、北海道の町みたいな、開拓地っぽい名前が付けられていて新鮮だった。
まあ、市内にはこれと言って見るべきところもなく(展望台を備えたテレビ塔があったけど、閉まってた)、高速バスに3時間揺られて青島へ。
青島では、以前に来た時に見る時間がなかったビール博物館を見たりなんかして、帰りの飛行機は夜だし、曇ってて寒くなってきたし、マックでコーヒーでも飲もうかな…と繁華街を歩いていて見かけた風景。
大型スーパーの前でお父さんを待つわんこさん。

中国では市街地でもけっこう放し飼いだけど、スーパーの前でこうして繋がれもせずに待っているのはちょっと珍しいかも。わんこさんはかしこい。喋れないだけで、たぶん、なんでもわかってる。
でも、北京出発時の空港利用料で50元かかり、東営の空港が市内から30キロも離れていて、タクシー代で90元かかったりして。もはや何がなんだか。
空港のカウンターのおねえさんが「トンヨン」って言い間違えるぐらいマイナーな町、東営は、何もない田舎の町なんだけど、60年代以降に油田の開発によってできた新しい町なので、道がひたすらまっすぐで広い。
そして、中国の町の大通りには、「南京路」とか「天津街」のように他の地域のメジャーな地名を付けたり、「解放路」とか「団結路」のような社会主義国っぽい名前を付けたりするんだけど、この町は「西二路」とか「北三路」とか、北海道の町みたいな、開拓地っぽい名前が付けられていて新鮮だった。
まあ、市内にはこれと言って見るべきところもなく(展望台を備えたテレビ塔があったけど、閉まってた)、高速バスに3時間揺られて青島へ。
青島では、以前に来た時に見る時間がなかったビール博物館を見たりなんかして、帰りの飛行機は夜だし、曇ってて寒くなってきたし、マックでコーヒーでも飲もうかな…と繁華街を歩いていて見かけた風景。
大型スーパーの前でお父さんを待つわんこさん。

中国では市街地でもけっこう放し飼いだけど、スーパーの前でこうして繋がれもせずに待っているのはちょっと珍しいかも。わんこさんはかしこい。喋れないだけで、たぶん、なんでもわかってる。