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2015-03

週末です。

おひさしぶりです。
開講から2週間のお試し期間とクラス替えテストが終わり、クラスのメンバーが固まりました。

クラスメイトの国籍は、日本、韓国、ベトナム、フランス、ロシア、スペイン、ベルギー、オランダ、イタリア、スウェーデン、イギリス、タジキスタンと、こんなとこですか。

ただ、人数が多くて25人とかいるので(いやもっとなのかな?)、まだ名前を覚えきれません。そのため、クラスを分けた方がいいのではないかという提案も出てきたりして、なんだかゴタゴタしています。読解クラス担当のベテラン呂先生も、「これまで途中でクラスが増えた経験はないけど、こんなに多かったのも初めて」というぐらいです。

その呂先生が、出張でオーストラリアに行っているので、今週から来週にかけての3回の授業は代わりの先生が来ました。「出張でオーストラリア」なんていうあたり、さすが、大学のベテラン先生だけあって、並の中国人とは違いますわな。

で、代理の李先生、教科書の内容を進めながらも、関連するいろんなことを話してくれて、それがけっこう面白い。李先生曰く、「中国語には、文法というものはぶっちゃけありません」

言っちゃったし…

近代になって、西洋の概念を取り入れて、「主語+述語+直接目的語+間接目的語」みたいな文法を組み立てたけど、それに該当しない例がたくさんあると。学生がその例外にあたった時、教師としてどう言うかといえば、「中国人はみんなそう喋ってるんだからしょうがない」と。

私も、中国語は1割の法則と9割の例外でできてる気がしてました。そして、それが中国語を学んだことがある外国人が必ずぶつかって越えられない壁であることも知ってます。でも、そんな例外だらけの言語であっても、この国14億人の人がその例外を含めて「共通認識」として使っているんだから、それを理解しないといけないんだよね…というのも常に思っています。

授業の内容も前より難しくなりました。特に、会話クラスは、先学期は口語的な話法を習い、それをどんどん使って話しましょうという内容だったのが、今学期は「会話」といいながら、教科書の内容は新聞や雑誌から取った「書き言葉」で、その内容を元にディスカッションをしましょうという内容に変わりました。

日本語でもそういうの苦手な上に、私の目標が「翻訳するために文章の内容を完全に理解すること」なので、違う方へ向かってしまっていて、あんまりやる気が出ません。その時間を使ってもっと文を読みたい…。しかし思えば、今いる語学クラスは、本科生になる準備段階でもあるので、そういう主旨を考えれば、中の上レベルのクラスになって、内容が今のような形に変化するのも、うなずけます。


さて、今日は金曜日。

午前中で授業は終わりなので、クラスメイトのうち14人が集まって、鍋を食べに行きました。学級委員をやってくれてるオランダ人が世話好きで、割引券を持っていたり、ビールが無料(!)だったりして、だいたい1人大びん1本ずつぐらい飲んで、楽しい時間を過ごしました。

スペイン人の、あれはどっちだったかな、名前がわかんない。スペイン2人いるんだよな…、そのどっちか、ガタイのでかい方、彼は少し日本語を知ってて、店を出てくるやいなや私の肩にガーッと腕を回し、

「ウマカッタカ!」

おれ、腰砕け。なんで、そういう的確な面白いことが言えるんだろう。でまた、スペイン人とかイタリア人は、日本語の発音上手なんだよね。

店から学校まで帰ってくる道すがら、彼と話をしながら帰ってきました。

スペ「酒飲むと、中国語がスラスラ出てくるよな」
おれ「たしかに、おれもそうだ。毎日酒飲んで授業出ればいいんじゃないか?」
スペ「いい考えだ。でも、おれたちの授業、午前中が多いからだめだろう」
おれ「そうだな、毎日朝から飲むのは体に悪い」

いや、午後の授業ならいいって話でもないけど。少し酔っぱらうと外国語がスラスラ出てくる。これはどこの国の人も同じようです。

今日は、特にオチとか、ありません。

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Author:きちい
韓国語と中国語の翻訳をやってます。

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