fc2ブログ

2015-06

いろんなことが起こるもんです。

テスト勉強をしないといけません。
しかし、そんなことはお構いなく、事件は発生するものです。

私は、築30年以上になるという古い5階建てアパートの1階に住んでいます。
ゆうべ、9時前ぐらいのこと。晩ごはんの準備が終わり、いか大根に味が浸みるのを待っていた時のことです。

どこかで、「ごぽん?」という音が聞こえた気がしました。まあ、その時は別に気にも留めずにいて、しばらくたってから、「さあっ、ごっはんっ、ごっはんっ」と、まるで若い柴犬のような軽やかな足取りで台所へ行って見ると、そこには驚きの光景が。

台所と、隣接する浴室の排水口から水があふれておりました。うそーん。

それも、私の部屋で何もしていなくても、排水口から水が出てきます。つまり、上の階で流した排水も出てきているわけです。こんな遅い時間にどうしろと…。

このままではえらいことになってしまいます。とりあえず、前に机の脚に穴を開けてもらった装飾屋さんの灯りが点いていて、まだ社長がいたので、これこれこういう訳だと話をしたら、すぐに、知り合いの排水詰まり直し屋さんを呼んでくれました。

1階のほかの部屋も同じことになっているらしく、そのうち、別の部屋に住む人々も、「おたく下水詰まってる?」とやってきて、夜9時半ごろからえらい騒ぎになりました。詰まり直し屋さんもけっこう奥まで探ってくれたんだけど、詰まりの原因は別のところにあるようで、結局直せず。直せなかったのでお代も不要。

住人のおじさんが下水のマンホールを開けてみて、「ああ…これか」。原因がわかりました。…なにぶん下水なので、どんなものであるかは想像にお任せしますが、いろんなものがこってりと詰まっていて、その先へ流れていく管を塞いでしまっています。そこで、おじさんが市の緊急電話に連絡して、バキュームカーに来てもらうことになりました。

でも、車が到着するまでの間も、上の階からの排水はあふれ続けます。そこで、とりあえず水道止めちゃおうということになり、2メートルほどのマンホール(詰まった下水の方じゃないから安心してね)に入り、水道の弁を止めるのは、1階住人の中でいちばん若い私の役割。マンホールなんて初めて入ったよ。

バキュームカーを待つ間、おじさんといろいろ話して、仲良くなりました。この部屋に住んで、かれこれ7か月。残り5か月。起きた事態は面倒なものだったけど、これまで別の部屋の人と接することがなかったので、なんだか嬉しい気もします。こんなことなら、もっと早く詰まっていればよかったのに。

騒動が終わったのは11時半近く。その後、やっと食事をして、テスト勉強なんかしないで寝ましたとさ。

スポンサーサイト



«  | HOME |  »

プロフィール

きちい

Author:きちい
韓国語と中国語の翻訳をやってます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する