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2016-03

動機づけ

1月。今の家に入居して、NTTの光回線を引きました。

契約の際に、ケーブルテレビは来てないと聞いていたし、エアコンダクトを通じて、部屋の中に光コンセントがあったのを見たので、それを使えばいいねと思い、NTTにした訳です。

ところが、派遣工事費24000円かかりますというお見立て。どういうことかと言えば、部屋の中にあった光コンセントは前の人が引いた残置線で、それはファミリータイプ用なので月額が高くなるし、アパートに分岐装置(8スプ)が設置されているので、そこから引きます。でも、部屋まではケーブルが来てないので、派遣工事が必要という訳でした。

えぇー?8スプ置いてあったら、とりあえず各部屋にケーブル来てるもんじゃないの?と思ったけど、まあそうじゃないんだから、しょうがない。

そして、光ケーブルの宅内側出口が玄関のモジュラーコンセントのとこなので、ひかり電話ルータはそこに置くことになるとのこと。でも、アナログ回線時代の建物なので、玄関に電源がないのです。電源がなくても通話できる。非常時には断然、アナログ回線と黒電話です。

で、台所から、天井の方を這うようにしておよそ5メートル、電源ケーブルを引っ張り、さらに、隣りの部屋にあるパソコンへの接続も、10メートルのLANケーブルでつなぐという大仕事の末に使っておりました。

あ、それから、なんと入居してみたら、テレビはケーブルでした…。ここまで、全てがうまく回ってません。


さて、2月中ごろのこと。JCOMの人が受信状況の確認にやって来ました。そこで、長いケーブルを引っ張っている現在の有り様を説明し、ネットの件を聞いてみました。

年に1度の受信確認という名目で、半分は営業ですので、いろいろ教えてくれるし、料金プランなんかもすぐに計算してくれます。さらにJCOMはKDDIの子会社になってしまったので、au携帯とひもづけした割引なんかも詳しく教えてくれます。

NTTの工事費全額とまではいかないものの、けっこうな金額をキャッシュバックしてくれるし、NTTより月額利用料が安いので、解約金の分も数か月でチャラになる(っていう計算だった気がするけど、あんまり覚えてない)というので、乗り換えちゃいました。

そんなわけで、わずか2か月弱でひかり電話ルータとサヨナラし、今は、ネットも自宅電話もJCOMです。そして、BSと一部のCSチャンネルも映ります。


今日の夕方、めったに見ないCSチャンネルをパラパラと見ていたら、「LaLa TV」というチャンネルで、韓国の「SBS人気歌謡」なんてのをやってました。LaLa TVのホームページによると、「女性のためのエンターテイメントチャンネル」らしいけど、番組表を見ると、概ね韓国ドラマです。韓流がやや下火になった昨今ですが、見たい人はお金を出してもCSで見るんでしょうかね。

韓国語のリスニングの練習とか、今の口語を知るためにも、時々見てもいいかなあ…なんて思って、「SBS人気歌謡」を見ていたら、スタイルのいい女の子がたくさん出てきました。少女時代でした。

少女時代、誰が誰だか知らないけど、8人もいるんですね(下の写真は1人抜ける前らしい)。そして、誰が誰だか知らないけど、みんなちょっとエロいですよ。

20160331sonyeoshidae.jpg
夜のお店のホームページですか。

韓国語のブラッシュアップのために見ようとすると、きっとすぐやめちゃう。
でも、少女時代がエロいので、SBS人気歌謡、ちょっと見てみようと思います。

おっさんか。おっさんだ。

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旅の構想

子どもの頃から、旅の構想を練るのが好きです。
主要な漢字から、そんなの知らなくてもいいだろうという漢字まで、学校で習う前に、『時刻表』を読んで知っていたという、そういう子どもでした。

三つ子の魂百まで。もちろん今も変わるはずがありません。
仕事をしていても、ふと思いつくと、航空券の値段とか調べ始め、平気で30分とか経ってしまいます。

去年の冬、一時帰国を終えて北京へ戻る時に、沖縄→台湾→福建省を経由して行きました。冬の東京から北京へ戻るのに、うんと南回りで行くもんだから、着ることのない冬物をずっと持ち歩くという、えらい旅でしたが。

その時、14年ぶりに訪れた台北で、「俺はもっと台湾に興味を持ってもいいのではないだろうか」という気持ちになりました。そこで、今度は南の高雄へでも行ってみようかなあという気になりました。

そうなってくると、構想はどんどん膨らみます。

高雄と台北の間は新幹線に乗ろう。
     ↓
新幹線と言えば、韓国の新幹線まだ乗ってないなあ。
     ↓
じゃあ台湾と韓国、両方いっぺんに行くか。

ということで、成田→関空→プサン→ソウル→高雄→台北→成田というのを、LCC利用で計算したら、けっこうお安く行けそうな様子(成田→プサンを直行にすると高い)。

ただし、地図上に描いてみると、

20160329ryokou.jpg

…非常に馬鹿げている。
もしかすると、一度関空あたりまで戻ってきて、出直した方が安い可能性もあるけど、お父さん、それは言わない約束でしょ。

それぞれの土地で2泊ずつぐらいはしたいので、そうなると、8泊9日。意外に大旅行だし。

子どもの頃、海外の飛行機事故のニュースで、「日本人の乗客はいない模様です」というのを聞いて、「そんなとこの飛行機、日本人乗らないよ」って、思ってました。

でも、どうやら、そういう飛行機に乗る人になってしまいましたね。

今年も面白い旅ができるように、働こう。

神保先生と父のパソコン

昨日、実家近くの歯医者へ行ってきました。

去年の1月、一時帰国で実家にいる時に、子どもの頃から実家を出るまでお世話になっていた先生に15年ぶりぐらいに見てもらい、差し歯を作ってもらいました。

先生なら今の歯の状況もよく知って下さっているし、数回通う程度なら我が家からでも通えるし(我が家から実家は、乗り換え1回、約1時間)、帰りに実家で晩ごはん食べていけるし、ということで、週に1度通うことにしたのです。

ところが、あちこちに虫歯が見つかり、どうやら数回では済まない様相になり、…電車の回数券を買いました。

実家の夕食はいつも7時。治療が終わったのが4時半。「麻酔効いてるから、2時間半ぐらい食べないでね」って、2時間でもなく、3時間でもなく、2時間半て。先生、うちの夕食の時間もご存知ですか。さすがです。

夕食まで時間があったので、父のパソコンを使って仕事を片付けます。

父のパソコンはWindows8.1です。一緒にケーズデンキへ買いに行き、初めてその画面を見て、「旧デスクトップっぽい画面と切り替えができて、8より使いやすい!」って思った記憶があるので、たぶん8.1の出始めの頃だったのでしょう。そうすると、購入から2年半ぐらいということになりますか。

なにぶん詳しくない年寄りのパソコンなので、セキュリティの設定とか、いらないファイルの整理とか、ちゃんとやってないと思われ、使い始めて2年半とは思えないほどに動きがのろい。なぜにYahooで検索しただけで2分も待たせるか。でもまあ、持ち主本人が困っている様子はないので、これでいいんでしょう。指摘すると、「じゃあやってよ」ってことになるし。

そして、デスクトップ上にいらないアイコンが多すぎるわあ…と思ってたら、見つけてしまった。

20160326fathersPC.jpg
デスクトップ上にある「デスクトップへのショートカット」。なんだこの循環参照。どうやったらここにこれができるんだろう。クリックしてみたけど、何も起こりませんでした。

そして、「わんダント:愛犬の健康管理」。実家に犬はいない。

時計がわり。

仕事が一段落して1日オフになったので、今日は早めに起きて、成田へ飛行機を見に行こうと思っていました。

朝10時から午後1時ぐらいの間、離陸する側で見ていると、ヨーロッパ方面行きが何便も飛んでいき、「あれが着陸すると、そこはコペンハーゲンなんだなあ…」なんて想像すると、わくわくします。そういう空想掻き立てる飛行機の後に、「お?次は何が来る?」ってみると、「なんだ、中国東方航空か…」とか。

写真を撮るわけでもなく、それだけの楽しみです。夏とか、けっこう日焼けします。

昨日の天気予報で、曇りで少し寒いらしいということは分かっていましたが、朝起きたら、なんと小雨。
あー、どうしよう。次善の策として、鎌ヶ谷市の郷土資料館で、「鎌ケ谷交通発展史」という興味深い提示をやっていたのを思い出し、調べたところ、展示替えで今週は休み…。


ところで、私の家は、千葉県松戸市というところの、常磐線と武蔵野線が交差するあたりにあります。

ベランダから、常磐線から武蔵野線へ接続する貨物専用線の線路が見えるのですが、ここを、いわきの小名浜港から、群馬県安中市の精錬工場へ向かう、亜鉛を積んだ列車が、毎日午後3時過ぎに通ります。



朝から、時間を気にせず、じっくり仕事をしていると、貨物列車の音で「ああ、もう3時か」と気づきます。汽車の時間で時を知るなんて、なかなか風雅な暮らしですが、今日は、結局何もせずにそんな時間になってしまいました。

結局、夕方から晴れてきたし。明日は午後に歯医者だから成田行けないし。嗚呼。

挨拶は大事だな。

昨年の暮れに入居した現在の我が家。4世帯という小さなアパートです。

入居して、少し落ち着いた頃、それぞれのお宅に、当時の勤務先であった門前仲町で買ってきた和菓子を持ってご挨拶に行きました。

みなさん口々に、「こんな気を遣わなくていいのに」とか「今はこういうのいいんだよぉ」とおっしゃいながらも(年齢層高め)、受け取って下さって、いい感じで新生活のスタートを切ることができました。

前の入居者はベトナム人の若者だったとかで、しばしば友人を呼んで夜中に騒いだりしてたそうで、「よさそうな人が来てくれてよかった」と本気で喜ばれたりもしました。

さて、その門前仲町の仕事が2月末で終わり、現在は、完全にフリーとして家で仕事をしています。ずっと家にいます。

平日の昼間でも洗濯物を干してるし、平日時間がない人みたいに、休日にスーパーでたくさん買い物をしてくるようなこともなく、必要な時に買い物に出かけます。

こんな小さなアパートでも、なかなか偶然に顔を合わせる機会はないもので、昨日、私がスーパーから帰ってきたときに、挨拶に伺ったとき以来初めて、隣のご夫婦と会いました。

あちらは今から買い物に出るところだったので、短く言葉を交わして別れましたが、後から、「入居時に挨拶していなかったら、どうだっただろう」と思いました。もし挨拶していなかったら、私は、「何してるかわからないが、ずっと家にいる人」です。嫌でしょう、それ。

失業中、生活保護不正受給、実はこう見えても大地主、貢いでくれる女がいるとか、勝手にいろいろと想像されかねません。怪しい草を栽培してるとか、危ない物を作ってるとか、心配されてもたまったもんではありません。

結果として、顔を売っといてよかったなあ。と思ったわけです。それだけの話。

末広亭と日中関係

中国語の仕事もお受けするようになって、おかげさまで忙しい日々を過ごしております。

仕事がひと段落し、今日は何もしなくてもいいかな…という気持ちになったので、新宿末広亭へ行ってまいりました。

私は、寄席の番組を見る際に、
①鈴本演芸場→②浅草演芸ホール→③新宿末広亭→④国立演芸場
という順序で調べていくわけですが、鈴本が今日に限ってまさかの夜席貸切興業!(そんな偶然ってあるんスか)
そして、国立は金曜しか夜席ないので、今回は除外。

さあ、浅草演芸ホールと末広亭の二拓になりましたが、浅草はグッとくる出演者が一人もおらず、次に、末広亭の番組表を見たら、なんだかすごい予感がしたので、家からはちと遠く、なかなか足が向かない末広亭ですが、行ってまいりました。

前半は、文左衛門さんや権太楼さんの古典で進み、後半は、なんということでしょう。百栄、白鳥、小ゑん、彦いちという、オール新作派のすごい顔ぶれ。

結果…

百栄さんは、誘拐犯と誘拐された娘とその父の話。
白鳥さんは、千葉の内房出身者と外房出身者が大喧嘩を始め、落ちが「暴走(房総)が止まりません」という話。
小ゑんさんは、ケチな鈴木係長の昼飯の話。
彦いちさんは、マイナンバーの将来を予想したSFチックな話。

トリの彦いちさんが、もう7日目だけど、ここまで後半には、熊さん八つぁんご隠居さんは一人も出てきてないと言ってました。

前半のきく麿さんも「スナックヒヤシンス」だったので、落語は、3分の2ぐらいが新作というものすごい比率になってました。

私の後ろの席には、おそらく落語ビギナーと思われる若い女性2人。中入りの時に、

「いろんなこと知った上で聞くともっと面白いのかも」
「うん、いろいろ知りたいよねー」

てな話をしてましたが、その後はトリまで、そんな予備知識など全く関係ない話が続くんですから、どういう気持ちでお帰りになったのでしょう。また聞きに来てねと、願わずにはいられませんでした。

私は非常に面白かったですけどね。彦いちさんが、「今日は楽屋が気楽ですよー」って言ってたけど、厳しい大御所の師匠方がいないせいか、全員、新作をものすごくのびのびとやっている感があって、思い出に残る回になりました。


さて、末広亭に入る前にコンビニでおやつと飲み物の調達してる時に、こんなことがありました。

中国人観光客のおばさんが、一列に並んで会計を待つことを知らず、レジへ直行します。レジのお姉さんが「少々お待ちください」と言うと、意図は通じたらしく、おばさんは、そこでおとなしく待っております。

きっとレジのお姉さんは、やむなく、次にこのおばさんの会計を行うだろう思い、私が、中国語で「並んで」と言って列を示すと、「あら、そうなのね?」とにこやかに私の後ろに並ぶので、私の後ろにいた女性の後ろを示して「その人の後ろ」とさらに教えると、そこへ移動して行きました。

中国には、複数のレジに対して一列で並ぶ習慣なんてないから、教えてあげなければいけないし、まっとうな人であれば、教えればその通りにする。だから、もっと教える努力をしないといけないし、レジのお姉さんも、指で「あっち!」って指さして並ばせるべきなんです。でも、きっとそれは、一般の日本人にはできないんです。そうして、日本人はフラストレーションを溜めていくのです。

その時は、とっさにおばさんに教えたけど、たぶん、私があそこで教えないと、レジのお姉さんも、私の後ろに並んでいた女性も、中国人に対して悪い印象を強める可能性があるし、おばさんがちゃんと並んだことで、「教えればちゃんと並ぶんだ」ということを知ってくれたか知れない。そして、おばさんも次回はコンビニのレジで、列の有無を気にするかも知れないし、お友達にも「並ぶのよ」って教えてあげてくれるかも知れない。

日本人にも中国人にも、互いに不当な思い込みや偏見を持ってほしくはない。中国語を気負わずに話せるようになった日本人として、こういう役目もあるのかもね…と思いましたとさ。

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Author:きちい
韓国語と中国語の翻訳をやってます。

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