栃尾温泉(2)
朝。ゆうべの食堂のおじさんが教えてくれた5チャンネルを見ると、山の上はすっかり晴れているらしい。というわけで、ロープウェイに行ってくることにした。宿に荷物を置かせてもらい、バスに揺られること20分。
新穂高温泉の先にあるロープウェイ乗り場に到着。ここから2本のロープウェイを乗り継ぐ。まだ早い時間なので、これから冬山に挑もうという、登山装備の人もいる。気軽に高いところまで行ってこようという単なる観光用だけの乗り物でもないらしい。
2本のロープウェイを乗り継いで、西穂高口駅に到着した。ここは西穂高岳の8合目にあたるらしい。標高2156メートル、気温は-7度。冷たい空気が気持ちいい。宿に荷物を置いてきたので、こんな景色の中なのに手ぶらというのが、何とも言えず愉快である。何かの係の人みたいだ。駅の屋上が展望台になっていて、1階からは外へ出て散策できるコースもある。以下、そのへんで撮った写真。

何て山があるのかわからないけど、西側の景色(左)と、北側の景色(右)

樹氷。そして、ロープウェイは2階建て。
下山してくると、ロープウェイ乗り場の駐車場はいっぱいになっていた。車のナンバーはだいたいが、飛騨や松本、富山などで、今日は天気がいいからと言うので、近場から出かけてきた人々なのだろう。わざわざ泊まりがけで出かけてくるほどでもないので、宿屋ははやらない。そして朝の天気次第で人が出て来るという感じは秩父や南房総あたりに似ているかも知れない。
バスで再び栃尾へ戻る。前の席には白人男女。男は半袖。バスの中はわりと暖かいにしても、半袖になるまで脱がなくてもいいだろう。以前、ベトナムの寝台列車(1等車だが非冷房)で同室になったフランス人の夫婦は、蒸し暑い列車の中で平気で眠っていたし、どうも白人という人たちは、暑い寒いをあまり感じないらしい。

新穂高温泉周辺の旧道はなかなか険しく、先の広いところでバスが待っている。
前の座席からはみ出ているのは白人男の腕。半袖。
宿に預けてあった荷物を受け取る。宿のおばさんに、山の上は天気がよくて、名前はわからないが、こんな山が見えたと報告すると、そんなによく見えることは珍しいと、とても喜んでくれた。
栃尾から富山へ降りるバスは12時05分発の「特急富山行」、所要時間2時間10分、運賃2000円。富山に着くと2時過ぎになってしまうので、パンと飲み物を買ってバスを待つ。そんな長距離を走る特急バスなので、当然、観光バスのようなありがたい感じのバスが来るものと思っていたら、さにあらず。驚いたことに、ただの路線バスだった。色が都バスとそっくりの富山地方鉄道のバス。まあ、バスの色はどうでもいいことだが、これほど似てると笑う。

都バスよりも若干色が淡く、側面の緑ラインの傾きが都バスとは逆らしい。
このバスが奇妙なバスで、後ろドアから整理券を取って乗り、前方に運賃表示機があって…と、あまりにも普通のバス。でも、次の町である神岡までノンストップなので、1つ目の停留所なのに、1150円というごっつい金額が表示されている。そして、その1つ目の停留所「スカイドーム神岡」という道の駅では、「15分休憩です」と、まだお金も払っていないのに、外出可である。いちおう人数は数えていたみたいだが、そのまま無賃で降りてしまってもきっとわからない。
神岡は金属の鉱山で栄えた町で、バスはその町なかへ入ってゆく。山あいの町なので、道が狭くて曲がり角が多い。富山と奥飛騨温泉郷を結ぶ観光向きの路線なのに、立派なバスではなく、わざわざこの中型の路線バスを使っている理由がわかった気がする。大型車ではきっと神岡の町なかに入ってこられないのだろう。
神岡周辺には大きなショッピングセンターのようなものはないらしく、多くの商店がちゃんと営業していて、活気がある。特に何があるわけでもない町だが、いつか、この町を訪ねてわざわざ出かけて来ようかと思うような、懐かしい日本の田舎町だった。
そんなこんなで、富山には午後2時15分ごろ到着。町をぷらぷらしたり、電車に乗ったり、銭湯に入ったりして、その晩の夜行急行「能登号」で帰ってきた。
じゃあ今度は、そのうち夏にでも、今度は神岡と栃尾を目指して訪ねてきてみよう。

うちへのお土産。「寿」とかお祝い用技術を応用したふざけたかまぼこ。
栃尾温泉―おわり
新穂高温泉の先にあるロープウェイ乗り場に到着。ここから2本のロープウェイを乗り継ぐ。まだ早い時間なので、これから冬山に挑もうという、登山装備の人もいる。気軽に高いところまで行ってこようという単なる観光用だけの乗り物でもないらしい。
2本のロープウェイを乗り継いで、西穂高口駅に到着した。ここは西穂高岳の8合目にあたるらしい。標高2156メートル、気温は-7度。冷たい空気が気持ちいい。宿に荷物を置いてきたので、こんな景色の中なのに手ぶらというのが、何とも言えず愉快である。何かの係の人みたいだ。駅の屋上が展望台になっていて、1階からは外へ出て散策できるコースもある。以下、そのへんで撮った写真。

何て山があるのかわからないけど、西側の景色(左)と、北側の景色(右)

樹氷。そして、ロープウェイは2階建て。
下山してくると、ロープウェイ乗り場の駐車場はいっぱいになっていた。車のナンバーはだいたいが、飛騨や松本、富山などで、今日は天気がいいからと言うので、近場から出かけてきた人々なのだろう。わざわざ泊まりがけで出かけてくるほどでもないので、宿屋ははやらない。そして朝の天気次第で人が出て来るという感じは秩父や南房総あたりに似ているかも知れない。
バスで再び栃尾へ戻る。前の席には白人男女。男は半袖。バスの中はわりと暖かいにしても、半袖になるまで脱がなくてもいいだろう。以前、ベトナムの寝台列車(1等車だが非冷房)で同室になったフランス人の夫婦は、蒸し暑い列車の中で平気で眠っていたし、どうも白人という人たちは、暑い寒いをあまり感じないらしい。

新穂高温泉周辺の旧道はなかなか険しく、先の広いところでバスが待っている。
前の座席からはみ出ているのは白人男の腕。半袖。
宿に預けてあった荷物を受け取る。宿のおばさんに、山の上は天気がよくて、名前はわからないが、こんな山が見えたと報告すると、そんなによく見えることは珍しいと、とても喜んでくれた。
栃尾から富山へ降りるバスは12時05分発の「特急富山行」、所要時間2時間10分、運賃2000円。富山に着くと2時過ぎになってしまうので、パンと飲み物を買ってバスを待つ。そんな長距離を走る特急バスなので、当然、観光バスのようなありがたい感じのバスが来るものと思っていたら、さにあらず。驚いたことに、ただの路線バスだった。色が都バスとそっくりの富山地方鉄道のバス。まあ、バスの色はどうでもいいことだが、これほど似てると笑う。

都バスよりも若干色が淡く、側面の緑ラインの傾きが都バスとは逆らしい。
このバスが奇妙なバスで、後ろドアから整理券を取って乗り、前方に運賃表示機があって…と、あまりにも普通のバス。でも、次の町である神岡までノンストップなので、1つ目の停留所なのに、1150円というごっつい金額が表示されている。そして、その1つ目の停留所「スカイドーム神岡」という道の駅では、「15分休憩です」と、まだお金も払っていないのに、外出可である。いちおう人数は数えていたみたいだが、そのまま無賃で降りてしまってもきっとわからない。
神岡は金属の鉱山で栄えた町で、バスはその町なかへ入ってゆく。山あいの町なので、道が狭くて曲がり角が多い。富山と奥飛騨温泉郷を結ぶ観光向きの路線なのに、立派なバスではなく、わざわざこの中型の路線バスを使っている理由がわかった気がする。大型車ではきっと神岡の町なかに入ってこられないのだろう。
神岡周辺には大きなショッピングセンターのようなものはないらしく、多くの商店がちゃんと営業していて、活気がある。特に何があるわけでもない町だが、いつか、この町を訪ねてわざわざ出かけて来ようかと思うような、懐かしい日本の田舎町だった。
そんなこんなで、富山には午後2時15分ごろ到着。町をぷらぷらしたり、電車に乗ったり、銭湯に入ったりして、その晩の夜行急行「能登号」で帰ってきた。
じゃあ今度は、そのうち夏にでも、今度は神岡と栃尾を目指して訪ねてきてみよう。

うちへのお土産。「寿」とかお祝い用技術を応用したふざけたかまぼこ。
栃尾温泉―おわり

