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2023-09

若人の悩み

先週は初めての授業で、ずっと気を張っていたので本当に疲れたけど、今週は半分終わって、だいぶ楽になったのを感じる。
ただ、いかんせん聞き取り能力が弱い。リスニングの授業なんて、「みんなよく聞き取れるんだなあ…」なんて、他人事みたいに思ったりして。聞き取りができないから、宿題が何であるのか、正確に理解していなかったりすることがある。

だから、後から、「明日の授業のこれはどうするんだったっけかな?」という状況になり、やらなくてもいい内容を、一生懸命時間をかけてやっていたりする。でも、中国語の文章を考えるということは、無駄にはならないので、「まあいいか」とも思ってる。


昨晩は、バスで少し行ったところにあるお店で毎週開催されている、日本人留学生の交流会に行ってきた。

もう北京に来て11年になる博士課程の大学院生とか、今回、日本の新聞社から派遣されて来て、語学クラスで勉強した後、来年の夏から北京勤務になるという、ほぼ年が同じ記者さんとか、今の学校にいる人たちとは毛色の違う人たちと会うことができた。お店のオーナーにも、「何かお手伝いできることでもあればよろしく」と名刺を渡してきたりした。

で、何人かと話して思ったこと。特に女の子たちが、帰国後、ちゃんと就職して、その後結婚して…ってできるんだろうかって、けっこう不安を感じてるみたいね。逆に男の子たちは、けっこうそんなでもない様子で能天気な子が多いように感じた。このおじさんに言わせりゃ、あなたたちみたいに真面目な子はきっと大丈夫だよ!てなもんだけど。

自分は、一番人数の多かった世代だし、今は、団塊世代の大量退職の穴を埋めるという状況なわけだから、状況としては自分の時よりもかなり楽なのかもしれない。でも、そんなのは、おっさんの昔話でしかなく、今の子には今の悩みがあるんだから、そんな話はしてもしょうがない。だいたい、おれ、就職活動ほとんどしなかったから、実際に大変だったのか、それも知らないしねー。

それでも、今は翻訳やってて、中国の田舎で1年間日本語教えてたこともあって、「なんだかんだで、今こうして生きてるよ」って話をすると、みんなけっこう興味を持ってくれて、「今度、お話聞かせて下さいよ」って。はいはい。私みたいな者がお役に立てるならいくらでも。それと、外国語やってる子たちは、やっぱり、翻訳業ってどんなものなのか?ってのにも興味あるみたいだし。

そんな、悩み多き乙女たちに、「まあ、なんとかなるもんよ」ってのが少しでも伝わるならいいかな。あとは、彼ら彼女らにはまだ見えていない「生きていき方」みたいなものも、私は少しは知ってるのかもしれないし。

ただ、私の話をあんまり聞いてしまうと、大学とりあえず出た後、貧乏旅行で世界中回り始めちゃったりするかもしれないから、あんまり熱心な啓蒙はしないように気をつけようと思います。

今から、仕事ちょっとやって、宿題やって、1日が終わります。ヘイドゥオ!

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Author:きちい
韓国語と中国語の翻訳をやってます。

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