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2023-09

対応策

家の近くの川沿いにも、いろいろな花が咲き、こんな景色になりました。

20150407hebiandehua.jpg
向こう側の長い建物は地下鉄の車庫。
そのため、車庫に入る最終電車は、我が家の最寄り駅の積水潭(ジーシュイタン)駅まで来てくれます。夜遅く帰ってくる時には非常にありがたい。


この川から我が家の側に目を向けると、隣りの棟が大改修中。その下の柵の、荷車が置いてあるあたりに、何やら穴が空いて、いろいろ書いた札が下がっているのがわかりますかな。

20150407hebianmalu.jpg

これが何かと言いますと、











20150407chaoshi.jpg
なんと、店。

説明しますと、ここには去年の11月末ごろまで、柵はありませんでした。柵はなくて、歩道とアパートの敷地にまたがるような場所で、たくさんの人が野菜や果物、日用品なんかを売っていて、夕方などはまるで市場のようなにぎわいでした。

でも、それはたぶん、無許可でやっていたのでしょう、ある日突然誰もいなくなり、急にこの柵が設けられました。この国では、何でも急に始まります。

出ていた店の大半は、ただ敷物を敷いただけとか、せいぜい簡単な小屋を建てたものだったのですが、1軒だけ、ちゃんとした店がありました。それが、この窓の店です。ちゃんと、このアパートの、道に面した一室に商品を並べ、そこから延びる格好で、歩道まで使って商売していました。それが、ある日突然、柵を立てられたのです。

行政側は、立てた柵の中に合法的な店があるからと言って、救済したりしません。それがこの国です。この穴は、柵を立てた際に救済措置として開けたのではなく、後から、店の人が勝手に開けたものです。

柵が立てられたからといって、中にはちゃんと店があるんだし、商売を辞める訳にはいきません。そこで、どうしたかと言いますと、今のような穴が開いていない状態の柵に、今と同様に、扱っている品物の札を下げておき、お客さんが外から「これと、これと、これをちょうだい」と言うと、店のおじさんは品物を準備して、柵越しにこちらへ放り投げる、あるいは小さい商品なら柵の穴を通して受け渡すという方法をとっていました。お金のやり取りも穴越しです。

柵が立てられた直後の写真を撮らなかったのが、今となっては本当に悔やまれますが、ただの柵に「牛羊肉」「有鶏蛋(卵あります)」とかって札が下がっている様子も、柵越しに商品を買う人の姿も、シュール極まりない光景でした。そういえば、卵も放り投げていたのか?それとも、何か道具があったんだろうか。まさか、柵の穴から1個ずつ産み落とした訳ではあるまい。

まあ、こんなふうに、やる方もやられる方も好き勝手。自由の国、中国。


さて、話は変わって、何日か前に、珍しくごぼうが2本手に入りました(中国では一般的に食べません)。筑前煮を作り、まだ1本残っていたのを、昨日の晩、あさりとねぎと一緒に酒煮にしてみました。味付けは塩だけ。こちらの野菜は香りも味も強いので、どうなるかちょっと心配したけど、すばらしい出来映え。うまい、うますぎる。まいった。

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まだ半分ごぼうが残ったので、いつでも使えるように、天日干し中。暖房で石炭を燃やす季節が終わり、空気がきれいなので、そんなこともできるようになりました。

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韓国語と中国語の翻訳をやってます。

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