済南(1)
こんにちは。お久しぶりです。
忙しかったり、そうでもなかったりして、ブログをほったらかしていたら、2か月半もたってしまったんですね。
その間にいろいろなことがありましたが、今から思い出して書くほどのことでもない…こともないかもしれないけど、まあいいね。書きたくなったら、書くかもしれません。
とにもかくにも、とうとう北京に来てから1年が過ぎ、帰国まであと1か月ちょっとになりました。早いもんです。
6月までは、大学の語学クラスで週5日みっちり勉強していたけど、今はマンツーマンの語学教室に1回2時間、週3回だけ通うという、呑気な日々を送っています。
去年の今頃は、学校が始まったばかりで落ち着かず、でかい仕事が入って10月中ごろまで忙しくしてたと思ったら、アパートを借りて引っ越すことになり、そうこうしているうちに寒い季節になって、外にあんまり出たくなくなり…という具合で、そんなこんなで、この時期、近所の公園で蓮の花が綺麗に咲いてるのを、1年たって今さら知りました。
ビザの期限が10月29日までで、帰国前には南の方へ行って、四川省でパンダを見たりしてくるので、北京滞在は10月20日までです。北京にはあと3週間ちょっとしかいないんですね。
そこで、残り少ない中国生活、行きたい所を思いついたら、すぐに行ってくることにしました。
でも、月水金に授業があって、日曜は日本語を教えて小銭を稼いでいるので、泊まりがけの外出はちょっと難しく、北京市内か、近場のどこかということになります。
昨日行ってきたのは、済南(ジーナン)という町。高速鉄道で1時間半。東京から京都ぐらい…って全然近場じゃないですね。

高速鉄道で済南西駅に到着しました。
急に済南へ来た目的は、市内のギャラリーで開催されている、王子江という水墨画家の絵の展示。王子江という人は、北京出身の人ですが、20年近く日本で暮らして絵を描いている人で、中国ではあまり有名ではないけど、日本の水墨画の世界では有名らしい。
水墨画にはあまり興味ないけど、いつだったかだいぶ前に、王氏が描いた、満員の飯屋で中国人がやたら楽しそうに飯食ってる絵をテレビで見て、「この人の絵、すげえ」と思ったのが最初。で、時々、日本のどこかしらで展覧会をやってるみたいなんだけど、気づくと、その展覧会が終わった後だったりして、そんなふうで見る機会がなかった。
展示のタイトルに「全国巡展」とあるので、これから順番に国内を回っていくようだけど、私がいる間に北京に来るとは思えず、済南ならすぐ行ける距離なので、行ってきたという次第。
で、そのやたら楽しそうに飯食ってる絵というのが、これ。

縮小したら、迫力弱まっちゃったけど、目の前で見ると本当に騒がしそうなんだよ。中国人が大勢で飲んで食ってる。見るからにうるさい。…水墨画で生ビールって、ふつう描かないし。
もちろん、花鳥風月や山水を描いた、いかにも水墨画らしい作品もあるんだけど、やっぱり好きなのは、水墨画でありながら写実的な、こういう絵。
あと、日本の風景も数多く描いていて、こんな絵とか。

雨あがりの京都。中央で鮮明に描かれている男女。たぶん、観光で来て、食事場所の相談。「どうする?ここに決める?」って考えているんだと思う。雰囲気がすごくいきいきと顕れている。
展示点数はそんなに多くなかったけど、これを見に行ってきたんですよ。平日だし、小さなギャラリーだし、あまり有名な人でもないので、私が見ている間に、3人の人がフラーッと入ってきて、フラーッと出て行っただけ。ほぼ貸切で、じっくり堪能。私が見終わったら、ギャラリー消灯。たぶん、受付のお兄さん、お昼食べに行きたかったんだろう。時間かかってごめんよ。
あ、中国では、コンサートでも美術でも写真撮り放題です。正月に小野リサのコンサートに行ったけど、隣りのお姉さんは望遠レンズ装備の一眼レフを構えてずっと撮ってた。「歌聞けよ」と。
この展示でも、いちおう、「写真撮っていい?」って聞いてみたけど、「いいよ」と。それがどうした?みたいな顔で返事が返ってきた。
長くなったので、(2)へ続けてみます。
忙しかったり、そうでもなかったりして、ブログをほったらかしていたら、2か月半もたってしまったんですね。
その間にいろいろなことがありましたが、今から思い出して書くほどのことでもない…こともないかもしれないけど、まあいいね。書きたくなったら、書くかもしれません。
とにもかくにも、とうとう北京に来てから1年が過ぎ、帰国まであと1か月ちょっとになりました。早いもんです。
6月までは、大学の語学クラスで週5日みっちり勉強していたけど、今はマンツーマンの語学教室に1回2時間、週3回だけ通うという、呑気な日々を送っています。
去年の今頃は、学校が始まったばかりで落ち着かず、でかい仕事が入って10月中ごろまで忙しくしてたと思ったら、アパートを借りて引っ越すことになり、そうこうしているうちに寒い季節になって、外にあんまり出たくなくなり…という具合で、そんなこんなで、この時期、近所の公園で蓮の花が綺麗に咲いてるのを、1年たって今さら知りました。
ビザの期限が10月29日までで、帰国前には南の方へ行って、四川省でパンダを見たりしてくるので、北京滞在は10月20日までです。北京にはあと3週間ちょっとしかいないんですね。
そこで、残り少ない中国生活、行きたい所を思いついたら、すぐに行ってくることにしました。
でも、月水金に授業があって、日曜は日本語を教えて小銭を稼いでいるので、泊まりがけの外出はちょっと難しく、北京市内か、近場のどこかということになります。
昨日行ってきたのは、済南(ジーナン)という町。高速鉄道で1時間半。東京から京都ぐらい…って全然近場じゃないですね。

高速鉄道で済南西駅に到着しました。
急に済南へ来た目的は、市内のギャラリーで開催されている、王子江という水墨画家の絵の展示。王子江という人は、北京出身の人ですが、20年近く日本で暮らして絵を描いている人で、中国ではあまり有名ではないけど、日本の水墨画の世界では有名らしい。
水墨画にはあまり興味ないけど、いつだったかだいぶ前に、王氏が描いた、満員の飯屋で中国人がやたら楽しそうに飯食ってる絵をテレビで見て、「この人の絵、すげえ」と思ったのが最初。で、時々、日本のどこかしらで展覧会をやってるみたいなんだけど、気づくと、その展覧会が終わった後だったりして、そんなふうで見る機会がなかった。
展示のタイトルに「全国巡展」とあるので、これから順番に国内を回っていくようだけど、私がいる間に北京に来るとは思えず、済南ならすぐ行ける距離なので、行ってきたという次第。
で、そのやたら楽しそうに飯食ってる絵というのが、これ。

縮小したら、迫力弱まっちゃったけど、目の前で見ると本当に騒がしそうなんだよ。中国人が大勢で飲んで食ってる。見るからにうるさい。…水墨画で生ビールって、ふつう描かないし。
もちろん、花鳥風月や山水を描いた、いかにも水墨画らしい作品もあるんだけど、やっぱり好きなのは、水墨画でありながら写実的な、こういう絵。
あと、日本の風景も数多く描いていて、こんな絵とか。

雨あがりの京都。中央で鮮明に描かれている男女。たぶん、観光で来て、食事場所の相談。「どうする?ここに決める?」って考えているんだと思う。雰囲気がすごくいきいきと顕れている。
展示点数はそんなに多くなかったけど、これを見に行ってきたんですよ。平日だし、小さなギャラリーだし、あまり有名な人でもないので、私が見ている間に、3人の人がフラーッと入ってきて、フラーッと出て行っただけ。ほぼ貸切で、じっくり堪能。私が見終わったら、ギャラリー消灯。たぶん、受付のお兄さん、お昼食べに行きたかったんだろう。時間かかってごめんよ。
あ、中国では、コンサートでも美術でも写真撮り放題です。正月に小野リサのコンサートに行ったけど、隣りのお姉さんは望遠レンズ装備の一眼レフを構えてずっと撮ってた。「歌聞けよ」と。
この展示でも、いちおう、「写真撮っていい?」って聞いてみたけど、「いいよ」と。それがどうした?みたいな顔で返事が返ってきた。
長くなったので、(2)へ続けてみます。
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